• 公開日: 2014/1/20
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

2009年度(第98回)看護師国家試験 過去問題 午前95

【在宅】7歳の男児。筋ジストロフィー。誤嚥性肺炎のため入院した。両親との3人家族。車椅子介助で特別支援学校(養護学校)に通学している。父親は早朝から深夜まで仕事のため不在が多い。介護はほぼ母親が担っている。母親は軽度の高血圧症がある。 在宅での経鼻経管栄養法の家族への指導で適切なのはどれか。

  1. 栄養剤は50℃前後に温めて注入する。

  2. 介護者の時間がないときは注入速度を速める。

  3. 日中に発汗が多いときは夜間に水分注入する。

  4. 注入を始める時刻は男児・家族の生活パターンに合わせる。

―――以下解答―――









(解答)4 

<解説>

1.(×)栄養剤の温度は38~40℃の、体温よりわずかに高めの温度にする。

2.(×)注入速度を速めると、消化不良や下痢の原因になる。

3.(×)発汗量に応じてそのつど水分注入量を調節する。

4.(○)経管栄養法であっても、男児にとっては大切な食事である。楽しい雰囲気で食事を迎えられるよう、男児や家族の食生活の習慣に合わせることが大切である。

関連記事

看護知識

ナース専科で看護知識を”学ぶ”記事ランキング