【基礎】理解力に問題のない入院中の成人患者を対象にした看護研究を行うこととした。倫理的配慮で適切なのはどれか。2つ選べ。
1.研究参加の同意は後で撤回できることを患者に説明する
2.患者が自室に不在の場合、研究参加の同意は家族から得る
3.発表用のデータには患者の実名を記載する
4.個人情報が含まれた研究の書類は施錠できる場所に保管する
5.研究が終了したとき、研究者の守備義務は免除される
―――以下解答―――
(解答)1,4
<解説>
1.(○)研究参加の同意は、研究のどの段階でも撤回が可能であり、患者に説明する義務がある。
2.(×)患者の理解力に問題はないため、患者自身から同意を得る。
3.(×)発表用のデータは、患者が特定されないように配慮する。
4.(○)個人情報は施錠できる場所で管理する。
5.(×)研究終了後も研究者の守秘義務は継続される。