【公務員看護師のメリット】ゆとりある看護・教育充実!
親が子供に望む職業アンケートで、常に上位にランクインされる「公務員」。 確かに、リストラの心配がない、休暇が取りやすいなど、安定して長く働ける点は非常に魅力的ですね。 実は看護師の場合、倍率約10倍とも言われる公務員試験を受けずとも、公立病院や国立病院に入職すれば、公務員待遇を受けることができます。 公務員看護師ならではのメリットは様々。 例えば、公立・国立病院の多くは民間病院より規模が大きく、患者数に対して充分な数の医師・看護師が配置されているため、ゆとりある丁寧な看護が実践しやすいようです。 また、教育体制がしっかりした病院も多く、特に国立病院では、「看護職員能力開発プログラム」に基づいたレベル別の教育を受けられます。スキルアップしたい方にはピッタリの環境です。 続いて、気になる収入面について見ていきましょう。【公務員看護師の給与・退職金】長く働くほどアップ!
公務員看護師の給与は、民間病院と大差なく、初任給は民間病院の方が高い場合も。 ですが、公務員看護師の場合、経験年数に合わせて基本給が算定されるため、長く勤めるほど給与がアップ。 スタート時点では民間病院より低くても、勤続年数によって逆転する可能性が高いのです。 一方、民間病院の昇給制度は、経営状態や経営者の方針による差が大きく、「何年も勤めているのに、1円も昇給しない…」というケースも珍しくありません。 また、忘れてはいけない公務員の魅力は、やっぱり退職金。 公務員の退職金は、「国家公務員退職手当法」という法律に基づいて定められているため、額の変動の可能性はあるものの、確実に支給されます。 公務員看護師の退職金の額も、長く働くほど、支給額が上がっていきます。 相場は、勤続5年で200万円、10年で400万円ほど。 国公立病院に新卒で就職して定年まで勤めあげ、約3,000万円の退職金が出たという過去事例も! ちなみに、少し古いデータですが、厚労省が調査した「平成20年就労条件総合調査結果の概況」では、民間の退職金相場は、2,335万円となっています。(大卒/管理・事務・技術職/勤続35年以上) 最後に、公務員の求人を探す際に注意したいチェックポイントを紹介します。【公務員看護師求人のチェックポイント】雰囲気や業務内容に注目!
公立・国立病院を始め、公的機関によく見られるデメリットは、民間に比べて体制が古いこと。 医師の権限が強くて看護師の立場が低かったり、管理職の考え方が固く融通が利かなかったり…と、少々窮屈さを感じる場合もあるようです。 見学や面接に行った際は、【病棟の雰囲気や師長・部長の考え方や言動】に注目し、「のびのび働ける職場か?」という点をチェックしましょう。 また、医師数が多いため、採血や注射などを医師が行う場合が少なくありません。 そのため、「注射をする機会が少なくてスキルが落ちた」という看護師もいるようです。 スキルを落としたくない方は、面接で【看護師の具体的な業務内容】を確認することをお薦めします。 ここまで読んで、「公務員ナースになりたい!」と思った方へ。 病院以外の公的機関では、看護師を1~2人しか置かない場合も多く、求人は少ないのが実情です。 条件や待遇にこだわりすぎず、職場の雰囲気や、やりたい看護ができるか?など、広い視野で職場を探してみましょう。さまざまな条件から求人を探してみるなら
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