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初めて小説で泣いた「神様のカルテ」

2014/8/19

「神様のカルテ」夏川草介


神様のカルテ (小学館文庫)

あらすじ

主人公は地方の中規模病院の医師である。大学病院から誘いの話が出るが迷っている。そんな中、ある癌患者を担当したがその患者との関わりの中で自分はどうあるべきか考えていく。

おすすめポイント

看護学生の時に初めて読みました。今まで小説では泣いたことはなかったんですが、初めて号泣しました。

まず印象に残ったのが、24時間365日対応病院と看板を掲げているために、夜間も患者さんが多く治療を受けに来るところです。患者さんが多いだけならまだしも、対応する医師がとても少ない。医師の体力勝負ということです。この医療体制に疑問を持ち、まずはそのような体制を国レベルで考え直していかなければならないのでは、と思いました。

次に、主人公が地方の病院に残るか、大学病院にいくかという選択で迷っていることを挙げます。私も学生の時にそのまま付属の大学病院で最先端の医療を学ぶか、または地元の中規模病院で地域密着の医療を学ぶかを迷っていました。結局私は主人公と異なり、大学病院に就職しましたが、小説で読んだ患者さんとの関わりや患者さんへの思いは忘れないようにしようと決心しました。

主人公の担当する患者さんが亡くなり、その後にその患者さんから主人公に宛てた手紙が見つかります。そのシーンで私は号泣しました。まだ私は働き始めて4ヶ月ですが、病棟の数人の患者さんが亡くなりました。なので亡くなる患者さんとの関わり方についてもこの小説を通して考えさせられました。

この小説は日本の医療の現状だけでなく、患者さんとの関わり方など多くのメッセージが含まれています。看護師になった今でも繰り返し読んでいる小説です。映画化もされており、映画館でも号泣しました。私の看護観に影響を与えた本です。

●執筆●りり さん

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