【疾病】糖尿病性ケトアシドーシスで血中濃度が低下するのはどれか
1. 尿素窒素
2. ケトン体
3. 水素イオン
4. 重炭酸イオン
―――以下解答―――
(解答)4
<解説>
インスリン不足などで細胞でのグルコースの利用が低下すると、生体は脂肪酸を分解してエネルギーを作り出そうとする。このとき老廃物として産生されるのがケトン体である。ケトン体は強い酸性であるため血液のPhは酸性に傾く(糖尿病性ケトアシドーシス)。血液中にはphをアルカリ性に向けて調節する重炭酸イオンが含まれているが、アシドーシスの際には消費されて少なくなっている。