• 公開日: 2014/1/20
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

【疾病】呼吸困難を訴える患者で呼吸音に左右差を認める場合、可能性が高いのはどれか

【疾病】呼吸困難を訴える患者で呼吸音に左右差を認める場合、可能性が高いのはどれか

1.肺気腫

2.自然気胸

3.間質性肺炎

4.気管支喘息

―――以下解答―――











(解答)2 

<解説>

1.(×)肺胞壁の破壊的変化によって呼出能力が低下し、肺でのガス交換が十分に行えない疾患である。呼吸音の減弱は両側性にみられる。

2.(○)肺胞に突然穴が空き、胸腔内に空気が流れ込み、肺が圧迫される疾患である。呼吸音の減弱は片側性にみられる。

3.(×)様々な原因で肺胞壁が炎症を起こし繊維化し、ガス交換がしにくくなる疾患である。呼吸音の減弱は両側性に起こる。

4.(×)気道内でのアレルギー反応により可逆性に気道が狭窄し、喘鳴と呼吸困難が出現する。呼吸音の減弱は両側性である。

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