【疾病】呼吸困難を訴える患者で呼吸音に左右差を認める場合、可能性が高いのはどれか
1.肺気腫
2.自然気胸
3.間質性肺炎
4.気管支喘息
―――以下解答―――
(解答)2
<解説>
1.(×)肺胞壁の破壊的変化によって呼出能力が低下し、肺でのガス交換が十分に行えない疾患である。呼吸音の減弱は両側性にみられる。
2.(○)肺胞に突然穴が空き、胸腔内に空気が流れ込み、肺が圧迫される疾患である。呼吸音の減弱は片側性にみられる。
3.(×)様々な原因で肺胞壁が炎症を起こし繊維化し、ガス交換がしにくくなる疾患である。呼吸音の減弱は両側性に起こる。
4.(×)気道内でのアレルギー反応により可逆性に気道が狭窄し、喘鳴と呼吸困難が出現する。呼吸音の減弱は両側性である。