コラム
  • 公開日: 2014/8/5
  • 更新日: 2019/3/1

【連載】ナースの転職知恵袋

おすすめ職場紹介:元気な利用者を楽しくケア♪有料老人ホーム

有料老人ホームで働きませんか?

介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、有料老人ホームと、看護師が働く介護施設は大きくこの3つに分けられます。 今回は、介護施設の中でも有料老人ホームにスポットを当て、看護師の仕事内容と、働くことで得られるメリット・デメリットを解説します。

看護師の仕事内容

有料老人ホームでの主な仕事内容は、バイタルチェックや留置バルーンの洗浄・交換、アセスメント、一般的な医療処置など。また、看護師が食事介助や排泄介助を行う事業所もあります。 有料老人ホームは、他の介護施設と比べて、自立した元気な利用者が多く、医療行為は少なめ。 ただ、急変などが起こる可能性はゼロではなく、時には緊急対応が必要な場合もあります。 1施設につき看護師は2~3人と少なく、医師がいない場合も多々あるため、自分1人で判断を下し、処置を行わなければならない場面もあるでしょう。 「医療行為が少なくて楽」「スキルが要らなさそう」と思う人もいるかもしれませんが、実際は、幅広い知識やスキルと、臨機応変さがなければ働けない職場と言えます。

働くメリット・デメリット

細やかなコミュニケーションが可能

利用者との細やかなコミュニケーションは、有料老人ホームならではの楽しさです。 有料老人ホームの利用者は、他の施設に比べて自立している人が多く、意思疎通がスムーズ。 また、老健のように入居期間が数か月、ということは少なく、多くの人が年単位で入居します。 長く付き合うからこそ、利用者1人1人の性格や家族のことといったバックグランドを把握でき、その情報を踏まえた、細やかなコミュニケーションが可能なのです。 日々のコミュニケーションを通して、身体の不調や不満などをくみ取り、ケアに活かすことができます。

基本的に日勤のみ&高待遇

有料老人ホームでの業務は、基本的に日勤のみで、夜勤はない施設が多いようです。 また、介護施設の中では、オンコールの回数が少なめと言えます。 心身に余裕を持って働ける上に、福利厚生が充実している点も、有料老人ホームの特徴です。 例えば、日勤のみでも月給30万円超(首都圏)、有給休暇が20日間取れる、などなど・・・。 多くの有料老人ホームは民間の大手企業・優良企業が経営しているため、利用者の満足度はもちろん、従業員の福利厚生も手厚く保証している職場が少なくないようです。

看護スキルより、接遇スキル

利用者の満足度を重視する有料老人ホームは、介護施設の中では、サービス業色が強い職場です。 有料老人ホームにおいて利用者はお客様であり、お客様の意向が全て。 高額な費用が必要な有料老人ホームの利用者の中には、現役時代、社会的地位が高かった人も多く、言葉遣いから接し方まで、細やかな配慮が必要です。 その施設の介護度にもよりますが、有料老人ホームでは、看護スキルより接遇スキルが求められると言っても過言ではありません。 時には、入居者やその家族からのワガママな要求に応えなければならず、ストレスが溜まるという声も。

有料老人ホームで働きたい方は

有料老人ホームで働きたい方は、職場選びの際、事業所の内情をしっかりリサーチしましょう。 そのわけは、有料老人ホームは、職場によって仕事内容や待遇に差が見られるため。 中には、介護度が高く医療行為が多い所や、福利厚生が整っていない所もあるようです。 また、オンコールの頻度にも差があり、ほとんど鳴らない職場もあれば、「週に2回は出動する」という職場も。 ただ、こういった情報は、求人票からは分かりません。

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編集 ナース人材バンク
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