老化に伴う社会的役割の変化に影響を与える要因として最も適切でないのはどれか?
1.仕事からの引退
2.孫の誕生
3.配偶者との死別
4.宗教活動への参加
―――以下解答―――
(解答) 4
<解説>
1.○ 仕事からの引退は、経済的な裏づけの縮小、余暇時間の拡大、交際範囲の縮小などにつながることが多い。
2.○ 孫の誕生は、老後の最も大きな「生きがい」となることがある。特に若夫婦が共働きであった場合、育児の肩代わりという、具体的な役割を得ることもある。
3.○ 配偶者の死は、必ずしも高齢者に特有のものではないが、老年期に最も多いことである。配偶者の死は夫、または妻としての役割の喪失につながる。
4.× 宗教活動への参加は、老後の社会参加という意味では社会的役割の変化といえるが、特に老年期において特徴的なことではない。