感染症患者の看護について正しいのはどれか?
1.伝染性単核症は、経口的に容易に感染しやすい。
2.尿路感染症の原因菌の90%はブドウ球菌である。
3.ノロウイルスによる感染性胃腸炎では発熱はみられない。
4.ヘルパンギーナはヘルペスウイルスによる感染症である。
―――以下解答―――
(解答) 1
1.○ 伝染性単核症はEBウイルスの感染により発熱、全身リンパ節腫脹、異型リンパ球増加をきたす。感染経路は経口感染でキスするだけでも感染することからkissing diseaseともいわれる。
2.× 膀胱炎、腎盂腎炎は女性に多く、起因菌の90%は大腸菌によるものである。
3.× 嘔吐、下痢、発熱、悪寒、腹痛などがみられる。
4.× ヘルパンギーナはコクサッキーウイルスによる上気道感染症である。発熱、咽頭痛、嚥下痛を主徴とし、嘔吐などの腹部症状をみる。治療は対症療法のみである。