マンガ
  • 公開日: 2024/11/5

最後の我が家 〜コロナ禍で叶えた最期の時間〜|【マンガ】忘れられない患者さん

コロナ禍で面会や外泊が制限されていたあの時。自宅で過ごすことを懇願されるご家族に、私たちができたことは…看護師から募集した、忘れられないエピソードをお届けします。

※この作品はフィクションです。実際のエピソードもとに、個人が特定されないよう一部を脚色しています。

夫を自宅に帰らせてあげたいと泣きながら電話で看護師に訴える妻。コロナ禍で厳しい面会制限がある状況。患者は肺がん末期で呼吸療法が欠かせない状態だった。 息子からも夫婦で過ごせる最期の時を自宅で過ごさせてやりたいと懇願されるが、コロナ禍でありどうしようと悩む看護師 自宅に帰すことは難しいと思いつつも医師や他のスタッフとも何度も話し合った 医師から家族全員PCR検査を受けて酸素療法が続けられる環境を整えれば外泊可能と説明され、スタッフも家族も熱心に取り組み外泊当日となった 家族とも久々の再会となり、みんな喜びながら外泊に向かった 3日間の外泊を終え、病院に戻った患者は1週間後に亡くなった。その後妻から手紙が届き、夫の時間はかけがえのないものだったと書かれていた 感謝の手紙を胸に、これからも患者さんや家族に寄り添っていきたいと思う看護師だった

このエピソードは、「とんとんハート さん」からご応募いただいたものです。

作画
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なぎり京
@poranp2
いつもは、『ちゃお』『ちゃおDX』で少女漫画を描いてます☆エッセイ系は初めてなのでドキドキです。宜しくお願いします‼

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