編集部セレクション
  • 公開日: 2024/2/7

結局、得をするのは気の強い性格?

「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。

 今回のトピック 
気の強い性格になりたいです。言いたいことをズバズバ言えて、しっかりしていて、気の強い性格になりたいです。そしたら人から馬鹿にされないし、世渡り上手で要領が良く、信頼されますよね。
人の目を気にしない気の強い性格になりたいです。

 

気が強ければ世渡り上手というわけではない

■気の強い性格は、逆に煙たらがられる

気が強いから人に信頼されるということではないです。

気の強い性格…スレ主さんが言ってるような人は嫌われる代表だと思います。口でかなわないから、その人が強いような構図に一見みえるだけ。そんな上辺だけの強さを手に入れても意味が無いですよ。

気が強くズバズバ言う人間は、自信があり他人を気にしないで済むかもしれません。が、他人に威圧感を与え、それ故に他人から文句も言われませんが協調性も無くなり孤立しがちです。

言いたいことをズバズバ言える=気の強い性格=人から馬鹿にされない+世渡り上手で要領が良い→信頼される、と感じておられるのですね。色んな人を見て来ましたが、そういう人は、決して信頼はされてないと思いますよ。

気が強い人はあまり個人的に好まないので、憧れる気持ちはよくわからないです。精神的に強いのと気が強いのはちょっと意味合いが違うように思います。

■「要領が良い」は信頼に直結しない

世渡り上手の要領良しって、信頼されるとは限らないよ。認識改めたほうがいい。真実を見る力を持ってる人に見破られて「あいつは信用ならない。その場限りの言い逃れをしているだけ」って言われることもある。

世渡り上手で要領が良い人は信頼されますか?長いものに巻かれて、その場しのぎの発言をする人は逆に信用されないと思いますよ。不器用でも患者や同僚等、相手の立場に立って誠実に向き合ってくれる人のほうが、何倍も素敵で信頼されると思います。

気だけ強くて要領が悪い人はいくらでもいます。気が強い人は信頼されないことが多いです。逆らう人が少ないだけです。

「性格を変える」よりも先に気をつけるべきこと

■まずは行動してみる

仕事上で迷惑をかけているというのは性格の問題なのでしょうか?性格を変えるよりも、まずは行動を変える努力をしてみてはいかがでしょう。

自分の行動や発言に自信が持てないなら、自信が持てるように積極的に研修に参加したりしていろんな知識をたくわえることで、根拠を持った行動や発言ができるようになるのではないでしょうか?

この分野では絶対に負けないというものを身につけたら自信がつきます。どんな分野でもいいから、とにかく「このことについてはあの子はできる」と言われるものを早く獲得してください。

私は、逆に『人の眼』を気にして欲しい。その意識が自分の事を省みる機会になるから。自信は努力と、実行からしか生まれないと思います。地道で地味でも良いから、コツコツと積み上げてきた中で生まれた自信を大事にして下さい。

■考え方を変えてみる

看護師2年目で自信持って一人前に仕事できてる人のほうが少ないと思います。そういうのは性格の問題ではないし、自分を変えようと思うのであればもっと違う方向で考えたほうがいいですよ。

理想の自分を持つことは大事だと思いますが、全否定することはよくありません。

私は3年目で周りにはまだまだ迷惑かけてますが、それを嫌だと思うんじゃなくて、自分のがんばりを認めた上でどうしたらいいかなって方に考えをシフトしました。

自分の思いや考えをはっきり言えることは気が強いこと、でもないように思います。自分の信念やポリシーはしっかり持っていた方がよいと思います。

そもそも性格は変えられません。変えたいと悩むより、その性格で楽しく仕事ができる方法を探したほうがいいと思います。

「信頼される人」って、どんな人?

■要領が悪くても、世渡り下手でもいい!

逆に世渡りべた要領悪しの人が、信頼されるケースもある。

私も内弁慶なので、「言いたいことがズバズバ言えたら」というスレ主さんの気持ちはわかります。でも、こんな私だからこそ、職場で信頼されてると思ってます。

気が強くて言いたいことズバズバいえるのより、その場の空気をちゃんと読めて、その時に必要な発言ができるほうがいいと思いますよ。気が弱いのは悪いことではないと思うし、経験が増えれば多少は自信もつくこともあるでしょうし。

要領が悪くても、上手く喋れなくても、自分の仕事に責任を持ち、常に自分を省みて反省し、同じ失敗を繰り返さないぞ、という努力を常にしているような人が好きだし、信頼できます。

まわりから、信頼されているのは、要領が良いのでは無く、その人の努力だと思います。

■「チーム看護」だからこそ必要なこと

人によって相性もあり、ニーズも違うのです。看護の場面でも、みんな同じように気の強い看護師が望まれているかというと違うと思います。そして、チームの中でも同じです。同じような性格の人ばかりが集まると、上手くいきません。

謝った人間が負けとは思わないほうが良いです。看護はチームです。チーム全体を考えられる人間のほうが信頼されます。

関連トピック:「 性格
イラスト・なしま

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