「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。
気が短いのか患者さんにいらっとくることがあります。
ちょっとしたこと、向きを変えたい、お茶を飲みたい等、夜中でも一時間ごと、昼間は15分ごとくらいにナースコールがあります。他患者の対応中であるから、すぐは無理だから待っていてくれと伝えても待てず、2分毎のコール。
みなさんは、頻回のコールや訴えにいらっとすることないですか?
頻コールは勘弁して…
■実際あった「びっくりコール」
「ヒマなんだけど」って言ってコールがあって…知らんわ!ってなりました。
「なんでもないよ」の連打。「おはようございます」「おやすみなさい」。「カーテン開けて」→「閉めて」「開けて」のコンボ。「靴下脱いだ(報告)」は、他の患者のナースコール対応に影響するし、業務にも回れなくなるから、困るね。30秒毎とかあまりにもひどい患者の場合は、押した時間を記録を残したこともあるなあ。
明日のリハビリは何時からだった?テレビのリモコン落ちたから拾って。爪が靴下に引っかかって気になるからヤスリかけて。本当に手を離せない時でも何とかして駆けつけたのにそんなナースコールだと心が折れます(笑)
■ナースコールにイラッとする瞬間
部屋出た途端にコールとかありますよね…こんな看護したらダメって思ってもイラっとして強く「もー!なに!」って言ってしまうことがあります(^◇^;)
ナースコールをウエイトレスの呼び鈴と勘違いしている患者には、私も遭遇したことがあります。正直、頭にきますよね!
「所詮看護師なんて小間遣いでしょ」と言われた時は眉間に皺がよってたと思います。
■頻コールの原因って…?
だいたい淋しいから押すんだなと判断して、時間をつくって患者さんの部屋にパソコン持ち込んで記録しながら話をしたりして気を紛らわせます。イライラして対応が粗雑になって、イライラが患者に伝わって、更にナースコールして…っていう悪循環になるケースをたまに見かけますね。
昔、頻コールで「暑い、寒い、きつい、寂しい」とか色々訴えあって不穏だと決め付けていましたが、あとで急変したってことがありました。
何度対応しても鳴らして来るのは、「患者の欲求が解決してない」と言う事も有るのかも知れません。
何かで読んだのか、頻回のコールの裏には急変の可能性みたいなことを知ってから、むげに対応できなくなりました。
■頻コールを減らせる対応はある?
お茶が入っていたり、アイスノンがまだ冷たいのが分かってても、「お茶ありますか?」とか「アイスノン変えますか?」「お手洗い大丈夫ですか?」とあなたのこと気にしています、看ていますとアピールすることもあります…笑。そうすると頻コールが少なくなったり、コールを押す前に訪室したときに事前に教えてくれることもあります。
認知力低下しているから患者を責めることは出来ないというのは念頭に入れて接します。そして、もし夜間であれば、眠れないですか?何か不安ですか?という方向に持っていき、眠らせる方向に持っていきます。そうしなければいろんな意味で他の患者さんにも迷惑かかるので。
時間に余裕があるときは、座り込んで話を聞きました。でも、なかなか私たちの気持ちは伝わらずって感じです。たぶんそういう方は昼夜逆転傾向の方が多いので、昼間は色々な声掛けや、活動に参加して頂き起きて頂いています。
先輩から「全てがモンスターではない場合もある。共感的視点で考えろ。」とアドバイスを受けたことがあります。患者さんは無意識に“(現状下における)嫌な気持ちの共感”を求めているから、こちらも嫌な気分になるのだということに気付きました。
ユマニチュードって知ってますか?自部署で実践したら、認知症の患者さんが穏やかになりました。しかし、自分の精神状態を穏やかにしてないとこれは出来ません。
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イラスト・なしま