編集部セレクション
  • 公開日: 2021/3/5

後輩看護師に頼られるための「好かれる努力」とは

「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。

 今回のトピック 
私には同期が二人いて、彼女たちはどちらかというと温厚で優しく、人の話をよく聞く思慮深い子で後輩に頼られるタイプ。
一方私は、どちらかというと先輩に好かれ言いたいことをすぐに言ってしまう短気な性格のキツいタイプ。

最近、私たち同期を見ていたある先輩から、「あなたもあの二人(同期)を見習って、後輩から好かれる努力をしたほうがいいよ」と言われました。

好かれる努力とは何でしょう?

確かに私は性格がキツく、自分の思ったことをすぐに言ってしまうため、同期の二人と比較して後輩から頼られることは少ないです。
しかし後輩のことは自分なりに可愛がっているつもりですし、ましてや陰口を言っているわけでもありません。

私も同期の二人を見習った方がいいのでしょうか?

 

■後輩に好かれる努力って?

先輩が言ったのは、媚を売るように誰にでもへらへらしろということではなくて、後輩とも円滑にコミュニケーションをとれるような努力をしてほしい、という意味だったのでは?

強い口調ではなくその子に合わせた態度で指導をという意味ではないでしょうか。

ちょっとしたことで相談できると、ミスの手前でなんとかできることあるので、普段から優しい先輩だといいですね。

ぐっとこらえて、同期の方のように話に耳を傾けること。 人の話を聞く力をつけることは、看護師としても必要なスキルだと思います。

■短気な先輩。後輩ナースからはどう見れている?

後輩目線から言わせていただきますと、話しかけにくい先輩と話しかけやすい先輩だったら断然話しかけやすい先輩のほうがありがたいです。

キツい先輩だと、報連相しにくいだけでなく、コミュニケーションもとりにくいです。

怖い先輩とは一緒に働くのもいやになる。。

後輩が委縮して何も言えなくなっているのかも。

私はまだ病棟2年目ですが、怖い先輩の前ではよくミスってましたし、なかなか相談しにくくて事が大きくなってから報告ということがよくありました。

優しい先輩のまえだと何でも気兼ねなく相談や報告できるので、仕事が早く終わり、先輩の手伝いにも回れたことを思い出します。

厳しい先輩といつもニコニコ声をかけてくれる先輩どちらもいらっしゃいます。 初めははっきりした先輩におっかな、びっくりしていましたが、厳しいながらにヒントをたくさんくれる先輩が今は目標になりつつあります。

■そのままでも十分!

「自分がこういう性格」だと分かっているなら、もう堂々としましょう

それぞれの個性があって当然。 ただ、他人の良いところは単純に真似をしてもいいと思います。

患者様に不利益が生じないようにきっちり仕事が出来れば、好かれる努力をしなくてもそれで良いと思います。

優しい先輩の方が話かけやすいけど、努力し愛情のある指導をし接しているのなら、厳しくしてても後輩はわかってくれていると思いますし、嫌いにならないはず。

誰かが時には厳しく言わなければならないし、ハッキリものを言ってくれる人は職場に絶対に必要。

■好かれる努力よりも必要なこと

「好かれる努力」なんて必要有りませんが、「相手の話を聞く態度」というのは必要です。

「思ったことを直ぐに言う」時の言い方や伝え方が、相手にどのように伝わっているのかを知ろうとしなければ、いつまでもそのままでしょう。

相手を思ってキツいこと言うのと、思ったことをすぐ言う短気は別。

自分の性格を、思ったことをはっきり言うキツいタイプと分析してるなら、相手(後輩)の性格も分析して、自分の言動に責任を持った方がいいんじゃないかな。

仕事を丁寧にちゃんとやっていれば、『ズケズケ言う看護師さんだけど、なんだかんだ仕事はきっちりしているよね』と高評価につながる。 仕事が出来ることはいずれ、『あの先輩に相談したら解決してくれる』事に繋がると思います。

関連トピック:「 好かれる努力?
イラスト・なしま

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