「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。
みなさんはバイアルから吸って皮下注射するとき針を交換してますか?
私は23Gの針で2人分吸って打つときは26Gに交換しています。
もったいないからと、吸った針でそのまま打つ人もいますが、どうなのかなぁ~と思っていて、みなさんはどうされていますか?
■交換する派は多数!
交換する派です! バイアルを刺すと針先がかけて、患者さんが痛いよって教えてもらったので。
バイアルを刺したあとの針をそのまま使うのは初めて効きました。 自分なら変えてほしいです。
23Gで吸って、26Gで実施しています。 痛さの軽減と針を変えることによって、終わったシリンジと区別し易くする為です。
コストかかりますが、やっぱり1回ゴムを切った針は切れが悪いので患者のために変えています。
針先が曲がったりしてたらコストがどうこう言えないと思います。
針刺しや衛生面を考えれば、注射針の付け替えは良くないのかも知れませんが、相手の苦痛を思えば、用途に応じて針を交換するのも手技の一貫だと思います。
■交換していない派
うちはFNシリンジを使用しています。交換できないのでそのまま使用しています。
26G針付きのシリンジを使っています。 そのままバイアルから吸って 皮下注しています。
今まで勤務した病院で使うのは、26Gで針とシリンジがワンパックになってるテルモのシリンジ。 なので、患者さんに打つ場合は、薬液を吸ってそのまま注射してます。
バイアルから吸引した後に、その針を使って皮下注射をします。 針を変える作業は適切に汚染せずに変えることが難しいからです。
■問題は針先が鈍ることではなく…
どうやって一度バイアルに刺した注射針を無菌操作でリキャップして、さらに新しい注射針と交換するのだろう。
バイアルから薬液を吸った注射針をそのまま使用するのは、ほんとうに針先が鈍って痛いのだろうか? 針を交換する際にシリンジの先を不潔にはしないだろうか? リキャップをすることは針刺しの原因とはならないのだろうか? リキャップをせずに針を外すことって…。
針先を交換することのリスクが論じられない方が不思議。 交換する・しないのエビデンスって?
■針先が鈍るのは別の理由!?
ゴムを貫通するからではなく、手技が未熟でバイアルのガラスに針先があたるから針先が鈍る。
針先が鈍る理由は、ゴム栓を貫通するからではなく、バイアルのガラスに不用意にあてて薬液を吸うからだと言う人もいます。
■医療機器も進化している
針を販売しているTERUMOさんやニプロさんにも確認しました。
メーカーとしては、一度バイアルに刺して劣化する粗悪品は販売されていない様なので痛くならないように針を変えるのはなんの根拠のない話だそうです。
インフルエンザの注射もシリンジに充填された状態で提供される時代が到来する日は近いのかな。
既にシリンジに充填されたインフルエンザワクチンが販売されています。
■疑問に思ったことは確認しよう!
結局交換する施設もあるし交換しない施設もあるそうで その施設のマニュアルが大事になります。
きちんと注射針の製造元に確認しましょう。
関連トピック:「
インフルエンザワクチンのバイアル
」
イラスト・なしま