• 公開日: 2018/12/21
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】新人応援BOOKSプロジェクト

患者さんへの説明どうしてる?

患者さんに説明しているときにどのようにしているのかを投票してもらいました。その結果を紹介します(2013年1月21日現在。回答数1054)


患者さんへの説明どうしてる?

アンケート集計結果グラフ

わかりやすく伝えるために工夫をしつつ口頭で伝える

患者さんやご家族から聞かれて、その場で答えることが多いからか「ほとんど口頭だけで説明する」が一番多いという結果になりました。

具体的にコメントと見ると

  1. わかりやすく図や例えを駆使して説明する。希望時は資料を作ったりその場で書き込んだりする。(いい大人ですから さん)
  2. 知っていることについては、口頭でお話することが多いです。その上で具体的にお知りになりたいことが書いてあるパンフや冊子があるようならお渡ししたり、私だけの説明では…、と思ったらDrにも協力してもらったりしています。(もも さん)
  3. 詳しく知りたいという患者さんには資料や絵を描いたり、解りやすく 何かを例えて説明します。(匿名さん)

というように、口頭で伝えることが基本としながらも、わかりやすく伝えるためにさまざまな工夫をしているようです。

書籍や雑誌などはあまり使っていない

次に多かったのが「院内資料を使って説明する」でした。これは、間違ったことを伝えてしまう恐れもありませんし、同じ資料を使うことで伝えることを統一ができるというメリットがあるようです。

また、「書籍・雑誌など関連資料を使って説明する」という人は少数派という結果が。「その他」には、下記のように臨機応変に対応している様子がうかがえるコメントが寄せられました。

  1. 詳しい病状については医師に説明してもらえるよう段取りをくむ。元 気だとか転倒したとかは口頭で。ケアについては実際に見ていただいたりすることも…。在宅となるかたは資料もちいて、計画たてて指導していきます。(JuJuさん)
  2. 患者の理解度や内容によって、それに合う資料で対応しています。(しょうた さん)
  3. 自分がどう説明するかということよりも患者さんがどの程度まで説明 を望んでいるかをくみ取ってそれに合ったものを提供できるように心掛けたいと思います。(k さん)

全体的にコメントを見ると、何を使うかというよりも、患者さんやご家族にしっかりと伝えられるかどうか、患者さんやご家族がどの程度知りたいのかを考えるということに重点を置いているようです。

投票ページでは、紹介したほかにも多くのコメントが寄せられています。今後の対応のヒントになるようなコメントがたくさんあります! ぜひ、読んでみてくださいね。

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