コラム
  • 公開日: 2014/12/23
  • 更新日: 2019/3/1

【連載】ナースの転職知恵袋

プライマリーナーシングとチームナーシングの違い

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  看護師の仕事でメインとなるものは?と聞いて思い浮かぶのは、やはり患者さんとのやりとりです。 そんな患者さんへの看護方式の中には、プライマリーナーシングとチームナーシングがあります。 しかし看護方式にどれが正解というのはありません。それぞれに利点も懸念点もあるからです。 では、今回はこの2つの看護方式の定義と特徴を見てみましょう。

プライマリーナーシングとは?

プライマリーナーシングとは、患者さんが入院している間、ずっと一人の看護師がついて、患者さんそれぞれのニーズを把握しながら看護計画を立案して、実施していく看護方式です。 患者さんとの間に信頼関係が生まれ、より細やかな看護ケアを行うことが可能です。 一方、非常に大きな責任を一人で受け持つ必要があり、より質の高いケアが求められる看護方式といえます。 看護師は「私の患者さん」としてより深くかかわっていくことができます。

チームナーシングとは?

これに対して、チームナーシングは、看護師を能力ごとに均等に配置することで編成されたチームが、1つの病棟に2つ以上置かれ、一定数の患者さんを受け持つ看護方式です。 チーム内には必ず指導者がいるため、指示の下に新人ナースも業務を遂行することが可能です。 また、患者さんを一人で受け持つプライマリーナーシングと比較して、より多方面からの偏りのない看護ケアができるのが特徴です。 [次ページ]それぞれの特徴を詳しく!

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