おいしい話には裏がある?
「この病院に転職したら、30万円支給!」といった広告やキャッチコピーを見たことはありませんか?
これは転職をサポートする人材紹介会社が、転職先が決まった人に対して支払うお金で、「お祝い金」や「支度金」などと呼ばれます。
数十万円もの大金、受け取らない手はありませんね。
しかし、おいしい話の裏には、思わぬ落とし穴が潜んでいる可能性も…。
今回は、お祝い金制度のある紹介会社を利用する際に注意したいポイントを、3つに絞って解説します。
落とし穴①【必ずしもお祝い金がもらえるわけではない】
いきなり拍子抜けな話ですが、実は転職が決まった全ての人が、お祝い金を受け取れるとは限りません。
会社によっては、一時的なキャンペーンとして、お祝い金制度を実施しているケースも。
あなたが転職先を決めた際にキャンペーンが終わっていれば、当然お金は受け取れません。
その紹介会社を初めて利用した人にしか、支給しない会社もあります。
また、「お祝い金最大30万円!」などの記述を見て、誰もが一律30万円を受け取れると思っていませんか?
実は、この「最大」が曲者。お祝い金の額は、転職先や、年収、雇用形態によって変動します。
人によっては、5万円や3万円しか受け取れない可能性もあるのです。
落とし穴②【お祝い金がすぐにもらえるとは限らない】
「内定後にお祝い金をもらって、入職前に旅行でも行こう♪」と期待している方に残念なお知らせです。
実は、内定したからといって、すぐにお祝い金が受け取れるとは限りません。
多くの紹介会社では、お祝い金を支給した看護師の内定辞退や早期離職を防ぐために、
- 「入職後、●ヶ月以上勤続した場合に支払う」
- 「月2万円ずつ、1年間支給します」
といった規約を設けています。
お祝い金の支給規約は、紹介会社のサイト内に書かれている場合がほとんどです。
その紹介会社に登録する前に、必ずよく確認しておきましょう。
落とし穴③【お祝い金をもらうことが目的になってしまう】
紹介会社の中には「求人の数が少ない」などのウィークポイントを、お祝い金支給でカバーしている所もあります。
そのため、お祝い金制度を目当てに紹介会社を選ぶと、以下のような事態が発生する可能性も。
- 「A社は私の希望に近い病院をいくつも紹介してくれたけど、お祝い金がない。B社の紹介してくれる病院は私の希望を満たしていないけど、お祝い金が出るのは捨てがたい・・・B社で転職しよう」
お祝い金がもらえるのは確かに嬉しいもの。
しかし、お金に目がくらむあまり「自分の希望に合った職場で働きたい」という当初の目的が、
「お祝い金がもらえるなら、多少希望に合わなくても妥協して転職」にすり替わらないよう、注意が必要です。
求人の量・質と、サービスで選ぶ
弊社の人材紹介サービス『ナース人材バンク』には、お祝い金の制度はありません。しかし、
- 一人ひとりの希望に合った求人をご紹介できるだけの数多くの求人を持っている
- 求人情報や病院のホームページでは分からない、事業所の内情を把握している
- 面接対策から内定、入職まで、転職のプロであるコンサルタントが全力でサポート
といった強みにより、年間10万人以上の看護師さんにご利用いただいています。
お祝い金を受け取っても、希望に合った職場へ転職できなければ、その転職は成功したとは言えません。
ご自分の希望通りの転職を叶えたい方は、是非弊社のコンサルタントにご相談ください。