• 公開日: 2014/3/29
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

2009年度(第98回)看護師国家試験 過去問題 午後117

【精神】27歳の女性。職場が製造部門から事務職に配置換えとなり椅子に座っている時間が増えたため、太るのが心配で食事量を減らしていた。身長163cm、半年前の体重は48kg、現在38kgまで減少した。自分では体重のコントロールができず、母親に伴われ精神科病院に来院した。2か月間外来で治療を受けたが改善せずさらに1kg減少したため開放病棟に入院した。入院8日。体重が増加しないため、医師からベッド上安静の指示が出された。食事が運ばれた際、患者は表情を曇らせ涙を流した。

対応で最も適切なのはどれか。

1.「心配なことがあったら話してください」

2.「何か嫌いな食べ物があるのですか」

3.「頑張って食事をしましょう」

4.「気分転換してください」















―――以下解答―――

(解答)1

<解説>

1.(○)表情を曇らせて涙を流した患者に、気になっていること、心配なことを問いかけるのは適切な対応である。

2.(×)涙の原因を、単に嫌いな食べ物があったからと推論して投げかけることは適切な対応ではない。

3.(×)頑張って食事をするように対応するのは患者の負担になり、適切ではない。

4.(×)気分転換を促すのは唐突である。

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