• 公開日: 2014/1/29
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

2008年度(第97回)看護師国家試験 過去問題 午後46

【成人】63歳の男性。妻と2人暮らし。肝機能異常を指摘されていたが、自覚症状がなく積極的な治療を受けていなかった。最近、倦怠感があり受診したところ肝機能データが悪化しており、腹腔鏡検査と肝生検のため入院することになった。慢性心房細動のためにβ遮断薬、血栓予防のために低用量アスピリンを内服している。

腹腔鏡検査についての説明で正しいのはどれか。

1.アスピリンの内服を中止する。

2.検査当日の朝は流動食を摂取する。

3.気管挿管し全身麻酔下で行う。

4.穿刺針から生理食塩水を注入して腹部を膨らませる。















―――以下解答―――

(解答) 1 

<解説>

1.(○)アスピリンは抗血小板薬である。内服継続により術中の出血量の増加や止血の遅延が考えられるため、中止する。

2.(×)検査当日は絶飲食である。

3.(×)腹腔鏡検査は局所麻酔で行う。

4.(×)腹腔鏡検査では腹腔内に2~3Lの医療用炭酸ガスを注入する。

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