• 公開日: 2014/1/27
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

2010年度(第99回)看護師国家試験 過去問題 午前102

【成人】60歳の男性。会社役員。10年前にC型肝炎と診断され通院治療を続けている。1ヶ月前の定期受診で肝細胞癌を指摘されTAE〈肝動脈塞線療法〉を受けることとなった。順調に経過し、明日退院予定となった。退院指導で適切なのはどれか。

1.むくみや体重の変化に注意する。

2.食直後の運動は効果的である。

3.食事で鉄分の摂取を増やす。

4.半年間の休職を勧める。











―――以下解答―――

(解答) 1 

<解説>

1.(○)黄疸や腹水が出現する可能性や肝機能悪化が遷延したりする可能性もみられるため、観察が必要である。

2.(×)食直後の運動は、肝機能への影響があるため、肝機能の安静のためには行わない。

3.(×)鉄分摂取を促す食事は、退院指導には該当しない。

4.(×)通常2~3週間の入院治療で合併症の有無を確認後に退院し、体力の回復も考慮した上で仕事復帰を勧めるが、退院時に半年間の休職を勧めることはない。

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