看護や臨床の世界で関心度が高まるメディカルハーブとアロマセラピー。医薬品には、古来より植物療法として用いられてきた成分を単離・合成したものが多くあります。現代においても自然に近い形で植物を取り入れていくことで、身体への負担の少ない緩やかな働きかけが期待されています。
医療の現場では、補完・代替療法として在宅医療、介護に。また病棟でも緩和ケアの場面などで活用されてきています。
本連載では、メンタル面も肉体的にもハードな仕事をもつナースのみなさんの体調管理に、また心身の不調に合ったハーブ・アロマのセルフケアの活用法についてご紹介します。
くしゃみ・鼻水・眼のかゆみ、日本人の多くが花粉の症状に悩まされる季節です。つらい症状になると仕事にも支障がでてしまうことも。今回は花粉症対策のための生活アドバイスとおすすめのハーブとアロマの種類をご紹介しましょう。
花粉症が起きるプロセス
花粉症は、植物の花粉が人体に影響して、くしゃみや鼻水などの症状が起こるアレルギー疾患の1つ。日本では主にスギ、ヒノキ、ブタクサ、イネ、シラカバなどがアレルゲンになり、それぞれの花粉飛散時期により発症時期が異なります。
花粉アレルギーになると、三大症状の「くしゃみ、鼻水、鼻づまり」や、目の症状の「かゆみ、涙、充血」などが多く現れ、のどのかゆみなどさまざま症状も引き起こします。
日常生活での注意事項
わが国が発表している花粉症の対策をいくつか取り上げました。環境省・厚労省のホームページも参考にしてください。
・花粉が多い日は窓やドアを閉める
・外出からの帰宅時には玄関で衣類についた花粉をはらう
・手洗い・うがいをし、髪の花粉も落とす
・洗濯した衣類は部屋の中で干す
・外出時は専用のメガネやマスクをつける
・掃除をこまめにする
・睡眠をたっぷりとる
参照:環境省花粉症環境保健マニュアル
http://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/manual.html
厚生労働省 平成22年度花粉症対策
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/kafun/ippan-qa.html
また、英国NHS(National Health Service:国営健康保険サービス連盟)では、花粉症の症状緩和に対する生活習慣に関して、「ストレスを減らす」「運動をする」「バランスのよい食事をする」「アルコール減らす」「よく眠る」ことをあげています。
参照:NHSのホームページ「花粉症の予防について」
http://www.nhs.uk/Livewell/hayfever/Pages/5lifestyletipsforhayfever.aspx