エッセイ

看護師がつらいと感じる瞬間7選

2019/9/4

自分で選んだ「看護師」という仕事。なのに、「看護師がつらい」と感じてしまうこともありますよね。今回は、「看護師がつらい」と感じる瞬間を考えてみようと思います。

 

業務内容での「つらさ」

日々変わっていく医療の現場において、看護師の業務も変化しつつあります。その中で、看護師として「つらい」と感じてしまう瞬間もあります。

特に看護師の職場においてよく聞かれる「人間関係」については、こちらの記事にてより詳しく書いておりますので、そちらもぜひ読んでくださいね。

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体調が悪くても「休めない」と感じたとき

看護師の職場はほとんど、少ない人数ギリギリで動いています。その現状を知っているからこそ、体調不良であっても休みにくいと感じてしまいます。熱があるのに出勤するかどうか悩んでしまうとき、「なんで体調不良の時、スムーズに休むといえないんだろう」と考えてしまい、「あぁ、仕事がつらい」と感じてしまいます。

医師から威圧的な態度をとられたとき

看護師の主な仕事は「診療の補助および療養上の世話」です。そのため、医師の指示のもとで働くという原則があります。しかし、中には医師がこの原則をはき違え、医師と看護師を上下関係のようにとらえている方がいます。そのため、「医師の方が偉い」というような態度をとられることもあります。

他職種連携の必要性が訴えられている中、職場で医師から威圧的な態度をとられた時、「なぜこんな言い方をされなくてはいけないのか」と思い、悲しくなってしまいます。

 

プライベートの現場で感じる「つらさ」

職場から一歩離れれば、看護師もただの人です。でも中には、そういったプライベートの場においても、看護師ゆえに「つらさ」を感じてしまうことがあります。

身内の介護はお願いね!と言われたとき

職業は看護師、ということだけで、家族間においても「何かあっても大丈夫」と変に期待されてしまうことがあります。特に義両親などからそういった発言があると、表面上は笑顔で対応していても、「看護師というだけで身内の介護を押しつけないでほしい」と考えてしまいますよね。

看護師は高給与だと勘違いされているとき

看護師以外の友人と遊ぶとき、「看護師さんなんだから、おごってよ」と言われた経験がある方は、少なくないと思います。世間の「看護師は高給与」という誤解から、そういったことを言われるのでしょうが「夜勤もやってるし、仕事内容から考えたら、むしろ少ないくらいだよ・・・」と考えてしまいます。

まず仕事のことが頭によぎってしまうとき

たとえば、子どもが体調不良になったとき。まず母親として子どもの心配をするべきなのに、真っ先に頭に浮かんでしまうのが「今日、仕事どうしよう」ということ。

自分に振り分けられている患者さんはどうするべきか…自分が急に休んで、シフトは回るのか…?つい仕事のことばかり考えてしまい、子どもの心配は後回しになってしまうことがあります。

 

患者さんとの関係の中での「つらさ」

看護師は、病院など医療機関の中でどの職業よりも長く、患者さんと接します。だからこそ、患者さんとの関係の中で看護師として「つらい」と感じてしまう瞬間があります。

患者さんが亡くなる現場に立ち会ったとき

患者さんの中には、安定していた容態が急変し、お亡くなりになってしまうこともあります。直前までいつも通り笑顔でお話してくださっていた方が急変し、お亡くなりになるというのは、ご家族はもちろんのこと、毎日看護を提供している看護師にとってもつらく、そして悲しいことでもあります。

これは患者さんへ一番長く接している看護師だから、より実感するつらさだと思います。

患者さんから理不尽な要求をされるとき

看護師として、患者さんのためになりたいと考えて日々業務にあたっています。一方で、明らかに看護師のことを「お手伝いさん」あるいは「何でも言うことを聞いてくれる人」と勘違いしている方から、理不尽な要求をされることもあります。

ナースコールで呼ばれて訪室した時、院内フリーの方であるにも関わらず、「売店で新聞買ってきて」などと頼まれてしまうと、「看護師って何のためにいるんだろう」と思い、自分の存在意義がわからなくなってしまいますよね。

治療をしているはずなのに、状態がどんどん悪化していくとき

治療の中には、患者さんに大きな負担や苦痛を与えるものもあります。少しでもそういった負担や苦痛を軽減する方法を模索し、看護を提供しても、状態がどんどん悪化している現状をみると、「なんのために、患者さんはこんなにつらい治療に耐えているのだろう」という思いから、サポートする看護師としてもつらくなります。

 

それでも今日も、看護師を続けている

看護師として仕事をしている毎日は、つらいことがたくさんあります。でも、つらいことより数は少なくとも、「看護師で良かった」と思える瞬間があるからこそ、今も看護師を続けているのだろうな、と筆者は感じています。

看護師として経験を積むことで、つらいと感じることは変わると思いますが、それでもやっぱり筆者は今後も、「看護師という職業が好きだな」と感じながら、仕事をしていくと思います。

 

この記事を書いたのは

山村 真子

看護師として働きながら、ライターの仕事もしている、アラフォーママナース。看護系以外にも、育児や病気、介護など幅広い分野の執筆を行っています。時短勤務中だが、毎日定時に帰れるはずもなく、保育園の送迎はいつもギリギリなのが最近の悩み。

イラスト・BUFFALO-PEKO

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