エッセイ

ナースのちょっとイイ話

入職後すぐにインシデントを起こした私に対し、先輩は…

2018/3/24

テーマ:あの時の「失敗」が、私を成長させてくれました

看護師免許取得後1か月以内のインシデント

insi

シリンジにシロップ

15年前のお話。
看護学校を卒業し、看護師になった4月。配属先は小児病棟。
担当の患児が検査のためにトリクロリールシロップを使うことになった。
「はい、これ。時間ないから急いで!もう1人でできるよね?」と先輩に渡された。
甘い香りだなとは思ったが、シリンジに入っていたこと、静注がようやく1人でできるようになったばかりだったため、疑うことなく迷うことなく静注。

飲み薬を静注しそうに…!

硬くてなかなか入らないな~なんて思いながら、家族に説明しながら頑張っていると、先輩到着。
血相を変えて家族から子供を奪い、スタッフステーションへ。
え?と思いながらついていくと、すぐに抜針し、「誰でもいいからすぐに先生呼んで~!」と。
「これ、飲み薬!シロップなんだけど!何やってんの?」と言われ、だから甘い香りがしたんだ…とハッと気付く。
硬くて入らなかったこともあり、結局はルート内にとどまっていて、患児には届かなかったけど、みんなの前で怒鳴られたこと、さっそくミスをしてしまったことに驚き、仕事どころじゃないほど号泣。

15年前のあの記憶があるから

医師から家族に謝罪し、先輩と共に同席して頭を下げる。
号泣して泣き腫らした顔のまま、その患児以外は引き続き受け持て!と言われ、何とか仕事を続けるが、何をするにも怖くて心配でブルブル震える…。
その後も、プリセプターだったその先輩からの指導は続き、ストレスの日々を過ごしました。
15年前の経験があるからこそ、自分がプリセプターになったとき、新人や部署異動者が来たとき、学生が来たときなど、しっかり確認・優しく・丁寧に・一緒に行動・何かあればすぐフォローしてあげなきゃ、という教訓ができ、今に至ります。

●執筆●ミッフィー さん

このエッセイは 「ナースエッセイ」 にご応募いただいたものです。
あなたも「想い」を綴ってみませんか? ご参加は こちら から!

ナースのちょっとイイ話の新着

エッセイの新着

関連するキーワード

検索