看護師になるために、切っても切れないのが実習。領域も幅広く、やらなきゃいけないことも盛りだくさん!でも、キツイ・ツライだけじゃないのが実習です。
学生時代の酸いと甘いを経験したからこそ分かる実習の乗り越え方を、先輩ナースに聞いてみました!まずは前編、「1番キツかった実習」をご紹介します。
回答にご協力いただきました先輩ナースの皆さん、ありがとうございました!
質問1:1番キツかった・ツラかった実習は何ですか?
「母性看護」と「精神看護」の2つの領域で、約半数を占める結果に。やはり、成人看護や老年看護と比べると少し特殊な領域だからでしょうか。
キツかった・ツラかった理由を、領域別に聞いてみました。
質問2:キツかった・ツラかったことを教えてください。
■成人看護学実習1
若い患者さんとの関わりは、実習生の受け入れが難しく、コミュニケーションも拒否が多くて情報収集はカルテのみからってことが多く、とてもやりづらかったです。
ターミナル期の方で、緩和ケアをしていたのですが、ADLが目に見えて低下していく様子を目前にして、看護計画やケアを考えるのがとても辛かったです…。毎日面会に来て気丈に振る舞うご家族の姿を見るのも辛かったです。
■成人看護学実習3
病気が多すぎて、調べるが追いつかない。
最後の実習で、苦手な分野であった胸部外科の疾患。患者さんはすごくいい人で、指導とかも快く受け入れてくれてすごいやりがいはあったが、先生、指導者さんがこわくて大変だった。
看護課程での転回が早く、記録が大変でした。夜も寝ずに記録してたこともあります。
終末期看護で家族の前で涙ぐんだこと。指導者になぜ泣いたのかと問いただされたこと。
受持ち患者さんの容態が日に日に悪化して、状態についていけなかった事。
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