• 公開日: 2011/9/28
  • 更新日: 2020/3/31

【連載】現場で使える!英会話1分間レッスン

症状の聴取を英語でするには?[消化器編4]


外国人患者さんに英語で対応できる? アメリカの医療現場で実際に使われている、患者さんにもすんなり伝わる簡単な医療英語をマスターしよう!


患者さんに一番近い存在の看護師は、「今日はどうされました?」から始め、症状を聞いて患者さんに起こっている問題の把握を行います。外国人の患者さんに対してもコミュニケーションを通して主観的情報を収集し、客観的情報と合わせて全身状態を把握することが必要です。

今回も、主な食道の疾患:胃酸の逆流と胃食道逆流症の原因・症状・事例を紹介します。

胃酸の逆流(acid reflux)は、胃液や胃の内容物が食道に逆流して、胸やけなどの症状を引き起こす現象です。この逆流によって食道粘膜が傷つくと逆流性食道炎(reflux esophagitis)という疾患になります。

胃食道逆流症(gastroesophageal reflux disease)とは、週2回以上のacid refluxによる胸やけなどの不快な症状が続く疾患をいいます。頭文字をとってGERD(ガード)と呼びます。

Acid refluxやGERDは、命にかかわるような疾患ではありませんが、近年増加傾向にあり、食事が楽しめない・ぐっすり眠れないなど、生活の質(QOL)に影響を及ぼします。
多くの患者さんは、生活習慣の改善や内服治療によって症状が改善するため、教育的なかかわりや支援が重要になります。

本日のレッスン

代表的な胃酸の逆流と胃食道逆流症の症状(Symptoms of acid reflux and GERD)①

代表的なAcid refluxやGERDの症状を知ることは、患者さんへの問診時に、注意すべき症状を見逃さず、必要な情報を聞き逃さないスキルにつながります。
代表的なAcid refluxとGERDの症状を5回に分けて紹介します。

関連記事

看護知識

ナース専科で看護知識を”学ぶ”記事ランキング