仕事が辛くなったときや、辞めたいなと思ったとき。ふと、患者さんやその家族から言われた「胸に残る一言」が浮かんでくることはありませんか?
そんなみなさんの「胸に残る一言」を、ご紹介していきます。今回は「意味を考えてしまう」ような一言編です。それでは、どうぞ!
そんなみなさんの「胸に残る一言」を、ご紹介していきます。今回は「意味を考えてしまう」ような一言編です。それでは、どうぞ!
いろいろと考えてしまう、胸に残る一言
「看護師は優しいかや、きれいなどではなく私の治療上のパートナーになってくれる人がいい」
大部屋で患者さんたちが、それぞれに、自分にとってよい看護師とはを話し始めた時、1人の患者さんが言われた言葉です。
「看護師=優しい人」というイメージをもっている患者さんが多い中で、この言葉はとても印象的でした。
「頑張って今まで働いたのに、お金も貯めたのに、こんな体じゃもう一人で旅行に行くなんて」
→自分にとっての「当たり前」が、ある日突然そうではなくなることも、ありますもんね…。脳梗塞の50代後半から60代前半頃の女性の患者さん。
体に若干の麻痺が残り、一人ではまだふらつきが強く介助が必要だった記憶があります。
トイレから、ナースコールが鳴り対応すると、体を少しふらつかせながら手を洗いながらこの一言。
まだ60歳に達していたかどうかの年齢の方。
おそらく、定年後には今まで貯金していたお金で旅行などに行きたかったのでしょう。こんな体になるとは想像だにしていなかった様子で嘆いていました。
この言葉を教訓に、物事を後回しにしないようにする事。今をできる範囲内で楽しむよう心がけています。