テーマ:看護師の私が体験した、家族の介護
トロミ付きのお茶は施設によって味が違う
20年以上続いた母の介護
60歳台から認知症になった母は今年84歳でなくなりました。
自宅での生活 病院 老健 特養等色々なことがありました。
本当に色々ありすぎました。
思い出すと辛いことや大変だったこと、後悔等はっきり思い出せるものもあるし、体が忘れようとしているのか、思い出せないこともあります。
介護食&とろみ茶がおいしい!
些細な思い出ですが、いつも面会に行くと興味本位で母の食事やお茶を味見させてもらいました。
嚥下が困難になって来ると、食事の形態が変化していきました。
トロミのお茶が不味くて、母はほとんど飲みません。
母が希望するので、熱いお茶をポットに入れていつも持参していました。
熱いからゆっくりすするので、かえって誤嚥しなかったです。
しかしそれもむせるようになり、認知症専門病棟のある精神病院に転院しました。
そこは食事が刻みやペースト状態でも美味しくて、なんと言ってもトロミのお茶がとっても味わい深く、甘味がありました。
食欲が戻った「病院食」
食事は介護する上で重要だと思います。
認知症では嗅覚や味覚も衰えていると言いますが、その病院ではよく食べるようになっていました。
食事時間になると割烹着のような白衣の年配の職員が増え、食事介助をしていました。
味もよく、食事の時に手や目が行き届くことは非常に重要だと思います。
その後母は特養に戻ることができました。
あのトロミのお茶のレシピは、広まればいいのにと思いました。