• 公開日: 2015/1/7
  • 更新日: 2018/12/13

患者の苦痛を軽減する看護とは

テーマ:立場逆転!ナースが「患者」になった時

勇気のいるナースコール

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同職種だからこそ、押しづらい

婦人科、整形と手術を三回経験しましたが、自分が患者になって本当に苦しいときこそなかなかナースコールを押せませんでした。
吐き気を感じてももうすぐ看護師の巡視だからと我慢していました。しかし、ついに訪問までもたず、夜中に一人嘔吐に苦しんでいたところ定時巡視に来た看護師に「ナースコールしていいんですよ」と言われて悲しかった。
もうすぐ定時巡視だから待ってたのに、ナースコールも出来ないから今がこうなんだって言いたかった。
患者への何気ない一言だと思うけど、出来ればその状況を理解した言葉が欲しかった。ナースコールできない辛さをわかって欲しかった。
看護師にありがちの対応が実は患者に余計辛さを与えているんだと知りました。

タイミングを見計らってくれた看護師

ところが看護師によっては術後に定時巡視以外にちょうど目覚めて嘔吐に苦しむ頃に訪問してくれた看護師もいました。その時は嬉しかったです。
うとうとしながら目覚める頃にはそろそろお目覚めの頃だと思ってと声をかけてもらい吐き気の時点で対応してもらい嘔吐と創痛のダブルパンチを食らわずやり過ごせました。まさに痒いところに手が届く看護が必要だと思いました。

患者の苦痛を軽減する看護

患者によってはなかなかナースコールできない事もあるんです。コールなければいいと言うわけではないと思いました。
患者に合わせた巡視も必要な事があるとおもいます。本当に看護が必要な患者の所に行ける看護師になって欲しいと思いました。
まさに看護で患者の苦痛は軽減出来るのです。

●執筆●病気もちのナース さん
このエッセイは 「ナースエッセイ」 にご応募いただいたものです。
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