前回に引き続き、自己啓発手当ついてご紹介します。
一風変わった使い道
ケアプロ社員に対する「自己啓発手当」。会社や仕事の枠にとらわれず、成長できるのであれば自分の興味のある分野で自由に使える10万円が支給される。中には、一風変わった使い方をするスタッフもいる。
ケアプロの予防医療事業部でセルフ健康チェックに携わる看護師は、在宅医療事業部での訪問看護研修を受講したいと申請。社内研修なので無料でも問題はないのだが、在宅医療事業部でも時間を割いて研修を行うのだからと対価を支払うということで合意したのである。
課題も見えてくる
利用者さん宅を訪問看護スタッフとともに訪れて、在宅医療の現状を目の当たりにして浮かび上がったのが、高齢者宅や介護者向け健診サービスの必要性。研修を受けたスタッフからは、法的規制等に考慮した実践を模索していきたい、とする報告がなされた。
同じ医療に携わってはいるものの、別の視点が加わると、問題点や課題が見えてくる。それを実感する報告だったのが印象的であった。