• 公開日: 2014/1/28
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

2008年度(第97回)看護師国家試験 過去問題 午後43

【成人】45歳の女性。2ヶ月前から咳そうと喀痰が出現した。最近,倦怠感も強くなったため受診した。胸部エックス線写真で左肺上葉に異常陰影を認め,精査と治療とを目的に入院した。経気管支肺生検(TBLB)が予定された。

肺生検前の説明で適切なのはどれか。

1.「検査前日の夜9時以降は飲水できません」

2.「気管支鏡を入れるときには息を止めてください」

3.「苦しいときは手を挙げて合図してください」

4.「検査後には積極的に咳をして痰を出してください」















―――以下解答―――

(解答)3  

<解説>

1.(×)気管支鏡を挿入するときに嘔吐反射が誘発されるため、検査前日の就寝時から禁食、検査2~4時間前から飲水も禁止する。

2.(×)息を止めていると声門が閉じて気管支鏡を入れにくくなるため、ゆっくり呼吸をするように指導する。

3.(○)検査中は発声できないため、事前に合図を決めておく。

4.(×)積極的な咳は喀血をまねくため禁止する。

関連記事

看護知識

ナース専科で看護知識を”学ぶ”記事ランキング