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【連載】ナースの転職知恵袋

看護師の常勤と非常勤 3つの大きな格差

  • 公開日: 2014/7/29
  • 更新日: 2019/3/1

 

常勤と非常勤の差とは

子育て中の方や、いきなり常勤で働くことに不安を感じているブランク明けの方には最適とよく言われる、非常勤という働き方。 短時間での勤務ができ、委員会や講習会への参加も免除されている場合が多いので、「朝からお昼過ぎまでは病院で働いて午後はゆっくり家事や育児をする」というように、時間を自由に使える点も魅力の一つと言えるでしょう。 しかし、常勤と比較したときの差は良くも悪くも顕著。 今回は、特に常勤との差が出やすいと言われている「収入」「待遇」「仕事の優先度」の3つに焦点を当て、常勤と非常勤で、どのような差が出るのかを見ていきます。

やはり不安定?福利厚生・待遇の差

常勤と非常勤との差が最も顕著に出るのは、この「待遇」ではないでしょうか。 非常勤のスタッフにはボーナス・退職金が支払われないことがほとんどで、昇給や昇進もありません。 「ボーナス支給後に、何を買うか盛り上がっている常勤の同僚を見るのが辛い」という声も・・・。 さらに、勤務時間数などの一定要件を満たしていない限りは社会保険にも加入できず、常勤と比べてやはり働く上での安定感には欠けると言えます。 また、非常勤のスタッフには必ずしもプリセプターが付かず、研修に参加する義務もないため、自主的に勉強しない限りはスキルアップもなかなか難しいようです。

時給は高くても・・・収入の差

一般職業のパート・アルバイトの時給が1000円前後であるのに比べて、看護師の非常勤の時給は全国平均で1531円。 例えば朝9時から15時までの時短勤務で、月20日間働いた場合の賃金は21万4340円。 常勤の月給は全国平均23万円ですので、それほど大きな差はないように思えます。 しかし、「待遇」の項目でも述べたように非常勤の看護師は社会保険に加入できない場合も あり、配偶者の扶養に入っていなければ保険料を給料からまかなう必要があります。 また住宅手当もほぼ支給されないため、一人暮らしの方は家賃を全額自己負担しなければなりません。手取り分は思ったよりも少なくなってしまうのが非常勤の落とし穴です。

仕事?私用?優先度の差

ただでさえ看護師が不足している昨今、たとえ自分や家族の体調が悪くても、なかなか休みを取りづらい常勤の看護師。管理職ともなればなおさらです。 一方、自分の都合に合わせて働きやすい点が魅力の非常勤看護師の場合、私用であっても休みが取りやすく、子供の体調不良など出勤当日の突発的な休みも取得できることが多いようです。 ただ、非常勤だからと言って休みグセがついても良いというわけではありません。 時短勤務・働く曜日も限られているうえに休みも多いとなれば、管理する側としては、常勤のスタッフと同じ仕事を任せることに不安を感じてしまうというのが本音ではないでしょうか。 非常勤という勤務形態に甘えすぎると、自分の仕事の幅まで狭めてしまいかねません。

労働時間が決め手!非常勤→常勤への道

ここまで読んで、「やっぱり常勤で働きたい!」と思った非常勤の方。 カギとなるのはあなたの労働時間数です。 よく聞くのは「週32時間働けば常勤になれる」という話ですが、常勤の看護師は基本的に1日8時間、週5日で仕事をしています。 そのため、常勤として働くには週35~40時間の労働が必要と考える方が妥当でしょう。 「非常勤だけどやむを得ずけっこう残業している」という方は、残業時間も含めて、自分が週何時間働いているのか計算してみてください。 その結果、労働時間数が常勤のスタッフとほぼ等しく、またそれだけ働くことが負担でないのなら、病院側に常勤雇用を相談してみる価値があります。 ただ、労働時間数を満たしているだけでは常勤扱いできないという病院も。 特に、これから職場を探す方の場合は、人材紹介会社のコンサルタントに内情を教えてもらう、交渉してもらうなどの手段も活用し、安定して働ける常勤の座を手に入れましょう!

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編集 ナース人材バンク
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