• 公開日: 2014/7/17
  • 更新日: 2018/12/13

死期を告知されていている患者さんとの関わりのなかで

テーマ:看護師になってよかった!

患者さんからの感謝の言葉

出来たのは、傾聴とマッサージだけ

悪性リンパ腫のターミナルで、死期も告知されていている患者さんとの関わりのなかでのこと。

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末期で腎機能も悪く、全身浮腫で歩くのもままならなくなってきた時、最後は自然死を希望されたので、私たちに出来たのは話を傾聴することと、軟膏を塗ってリンパマッサージをする事位でした。

ご家族から伝えられた言葉

うちの病棟は機能別看護の為、検温番の日は受け持ち人数が多いため、なかなかゆっくり話を聞けませんでしたが、処置番の日は案外ゆっくり処置しながら話せるので、軟膏を塗ってマッサージをしながら、色んな話をしました。

患者さんがなくやった日は、立ち会うことが出来ませんでしたが、後日そのご家族の方がみえて、「あなたが一番話を聞いてくれて、マッサージも丁寧にしてくれて、嬉しかったってよく言ってました。ありがとう。」とおっしゃいました。
その感謝の言葉とその時の患者との関わりは今でも良い思いでです。

これからも、患者さんが病んでいる時に少しでも和んでもらえるように関わっていきたいです。

●執筆●M さん
内科
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