(必修)呼吸音の聴診で粗い断続性副雑音が聴取されたときに考えられるのはどれか。
1.気道の狭窄
2.胸膜での炎症
3.肺胞の伸展性の低下
4.気道での分泌物貯留
―――以下解答―――
(解答)4
<解説>
1.(×)気管支の狭窄によって生じるのは、連続性の副雑音で、ヒューヒュー(笛音)とかウーウー(いびき音)という音がする。
2.(×)胸膜での炎症で生じるのは、胸膜摩擦音で、雪を握るようなギュッギュッという音がする。
3.(×)肺胞の進展性の低下時に生じるのは、断続性副雑音(細かい雑音)で、チリチリ、バリバリ(捻髪音)と聞こえる。
4.(○)気道での分泌物が貯留しているときは、水泡音が聞こえる。これは、粗い断続性副雑音で、ボコボコ、プツプツと聞こえる。