• 公開日: 2014/1/10
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

腫瘍について正しいのはどれか?

腫瘍について正しいのはどれか?

1.ホジキン病は悪性リンパ腫の一種である。

2.クルッケンベルグ腫瘍は卵巣に原発した腫瘍である。

3.グラビッツ腫瘍は副腎腫瘍である。

4.ウィルムス腫瘍は高齢者に多い腎細胞がんである。

―――以下解答―――

(解答) 1

<解説>

1.○ リンパ球・組織球など、リンパ・網内系の細胞が腫瘍性に増殖した疾患を総称して悪性リンパ腫と呼んでいる。これにはホジキン病と非ホジキンリンパ腫とがある。ホジキン病ではリードステルンベルグ巨細胞の出現が特徴的であるが、日本では頻度は低い。

2.× クルッケンベルグ腫瘍は胃がんが卵巣に転移して腫瘤を形成したものをいう。

3.× グラビッツ腫瘍は腎臓原発の腫瘍でウィルムス腫瘍と共に腎臓の悪性腫瘍の代表である。成人の腎腫瘍の大部分を占め、組織学的には細胞質が明るい明細胞がんが多い。

4.× ウィルムス腫瘍は胎児性組織に基づく腎芽細胞腫である。幼児に多くみられ、中胚葉由来で組織学的に多彩な像を示す混合腫瘍である。

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