副作用で辛そうにしている患者とうまくコミュニケーションがとれない学生が、少しずつ学んだ看護とは…看護師から募集した、忘れられないエピソードをお届けします。
※この作品はフィクションです。実際のエピソードもとに、個人が特定されないよう一部を脚色しています。
原作者:あこ先生から<ひとこと>
実習が始まったばかりの学生たちは、「患者さんと仲良くなりたい」という思いから出発します。
しかし、看護の専門職として成長するためには、患者さんとの会話が弾むことだけを目指すのではなく、患者さんを病気や治療を抱えながら療養する一人の生活者として捉え、その状況や思いをアセスメントしながら、看護者として患者さんの求めにどう応えていくかを考え続けることが大切です。
そのプロセスを経て、小さな関わりを一つひとつ丁寧に積み重ねていくこと。それが患者さんの"安心"や"信頼"につながり、看護者としての成長へとつながります。
これから看護師を目指す皆さんにも、ぜひこのエピソードを心に留めて、患者さんに寄り添う看護を実践できるよう成長していってほしいと願います。
