マンガ
  • 公開日: 2024/12/30

患者理解を深めることの大切さ ~千葉さんのリハビリを支えた看護~|【マンガ】忘れられない患者さん

  • 原作

●X @sakurada_aco
●Instagram @sakurada_aco
REGALIA PROJECT代表。看護学生の笑顔と自信をはぐくむオンライン個別サポートTe-iara Online代表コーチでもあり、現役の実習指導教員として活躍中。ナース専科では「看護実習エピソード」マンガの原作を担当。

リハビリの必要性を理解してもらえず、怒鳴られ自信を無くしかけていた看護学生に…看護師から募集した、忘れられないエピソードをお届けします。

※この作品はフィクションです。実際のエピソードもとに、個人が特定されないよう一部を脚色しています。

患者にうるさいと怒鳴られる看護学生。受け持ちの高齢男性は閉塞性動脈硬化症で手術を控えており、足趾の一部を壊死による切断している方だった 学生は患者にうまくリハビリの必要性を理解してもらえないことを指導者に相談し、受け持ちを変えることもできると提案されるが諦めたくないと訴える 学生カンファレンスで患者とのことを相談し意見をもらう中、臨床指導者から別の意見が出た 臨床指導者からは患者が今なのを考え思っているのかを考えてみるように言われ、学生はその後患者とのコミュニケーションを変えた 患者の話を聞く姿勢を大切にして接していると、患者から妻と登山に行きたかったという思いを聞き出すことができた 少しでも元の生活に戻れるお手伝いをしたいことを伝え、リハビリも応援する学生 教員が患者に話しかけると、学生のためにリハビリを頑張ると患者は穏やかに話した。学生には患者さんの心情に寄り添うことを大切にしてもらいたいと教員は思った

このエピソードは、「さくらだ あこ さん」からご応募いただいたものです。

原作者:あこ先生から<ひとこと>
このエピソードを通じて伝えたいことは、看護は単なる知識や技術の提供にとどまらず、患者の感情や背景に深く寄り添うことが大切であるということです。特に、千葉さんのように喪失感や絶望を抱える患者に対しては、その痛みを理解し、共感することが、リハビリや治療への前向きな取り組みを促す大きな力となります。患者が置かれている状況や思いを理解することで、よりその患者に合った看護介入が可能になります。看護学生の皆さんには、患者さんを理解するという看護の本質となる姿勢を大切にしながら、患者の回復への道を共に歩むことができる看護師を目指してほしいと願っています。
作画
アイコン画像
しろくま
@shirokuma_811
インスタで6歳4歳男子の育児絵日記を描いてます。趣味はゲーム、アニメ、漫画、好きな作品のファンアートを描くこと。楽しんで描くことをモットーとしてます!

看護知識

ナース専科で看護知識を”学ぶ”記事ランキング