小児科実習で患児ととても仲良くなった学生がいました。しかし、リハビリとなると状況は一変し…看護師から募集した、忘れられないエピソードをお届けします。
※この作品はフィクションです。実際のエピソードもとに、個人が特定されないよう一部を脚色しています。
このエピソードは、「さくらだ あこ さん」からご応募いただいたものです。
原作者:あこ先生から<ひとこと>
このストーリーを通して伝えたいのは、看護者が患者さんの「なりたい姿」(目標)を共有し、その目標を達成するために入院生活をどう過ごすべきかを共に考え、適切なアプローチを行うことの重要性です。今回の事例では、小田さんがあゆみちゃんと目標を共有し、リハビリがその目標達成のプロセスであることを伝えることで、彼女のリハビリへの動機づけを行いました。患者さんの心身の回復を促すために、私たち看護者は、病気のつらさを抱える患者さんに寄り添い、その意欲を引き出し、主体的に治療に参加できるよう働きかける姿勢が大切だと考えています。