「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。
二年目。なんとか日々の業務をやれるようになってきました。
看護師になったばかりの頃は、患者さんとの会話を大切にして、親身に話を聞いたり援助してたのに、今は、とにかく仕事が早く終わるように、患者さんとの会話を早くしようとか、雑談をなるべくしないようにしようとか、嫌な看護師になっていることに気付きました。
私は、患者さんに安心感を与えることができる、優しい看護師でいたいのに、会話を早く終わらせようとしてしまう今の私は、理想と正反対だし嫌いです。なにも上手くいきません。
慣れてきたからこそ感じる「矛盾」と「難しさ」
■落ち込む必要はありません!
積極的に仕事に取り組んでいるから、感じた矛盾ではないですか?今の迷いは看護師である貴方の向上心の表れ。落ち込まず、諦めず、試行錯誤は続けて下さい。
つまずきがあって自然な事。心の余裕が出てきたら、短時間の中で患者さんとの会話を効果的にできる時期がきっと来ます。
今はたくさん悩めば?倫理事例にもなると思う。悩んで解決できると思えんことでも、悩んで成長することもたくさんある。
今は、要領を得ていないだけ。看護は、経験がものを言う仕事で、今は仕事を覚える時期。
時間内に業務を終了させることも大事。あまり自己嫌悪に陥らないでもよいのでは?
■今を乗り越えると、また成長できます!
看護師になったばかりのころはフォローしてくれる先輩や同僚がいたから、親身に話を聞いたり、援助をする時間があったのではないでしょうか。 業務時間の中で、どうすれば親身に話を聞いたり、援助をすることができるのか考え、調整できるようになれば次のステップに進めると思います。
仕事は段々増えてくるし、やるべきこともや任されることも自ずと増えてきます。自分に少しでも余裕があるときには寄り添えると思います。
数年後に振り返ったとき、いつの間にか成長した自分に気づくときがくるはず。
安心感を与えるナースって?
■「話を聞く」だけではダメ
長々と話をじっくり聞くことだけが「患者に寄り添う」ということではないと思います。
長い話をしたからとか、雑談で盛り上げたから患者さんが安らぐと言うわけではない気がします。 その人が話したいタイミングで耳を傾けたり、気を回せる人の方が良いと思います。
会話だけではなく、視線などにも心を配るとよいのでは? 話の腰を折らなければならない時も、丁重に告げると嫌な看護師にはならないと思いますよ。
テキパキ正確に仕事ができる事も入っているのでは。単に優しくて良い性格のナースでも、例えば注射の手技が下手だったら私は嫌だわ。
■大切なのは、会話時間の長さではなくて内容!
少ない会話の中からも情報を得て、患者が求めている援助を察知し提供できることが大切。
雑談したりゆっくり話を聞くより、「困ったこと、気になることがあればいつでも気軽に話して下さい。いつでも聞きますよ!」という思いが伝わっていると安心できるのではないでしょうか。
一言でも顔を見て声をかけることで、患者さんやご家族は、ちゃんと自分を気にかけて貰っていると認識できます。 そんな積み重ねが患者さんの安心につながる。
■先輩からのアドバイス!
周りの先輩を思い浮かべて、口数が少なくても患者に信頼されている方は居るんじゃないでしょうか。その方を観察して関わり方を真似てみては?
入院患者は、いつも忙しく働いて受け持ち患者に声を掛けて、笑顔を忘れないで働いている姿を見ています。 そして意を決して声を掛けたときに、例え話しを早く切り上げようとしているのを感じても、「足を止めて」聞いてくれたんだ、と。 だから、本当に自分で時間調整が出来て余裕があるときに、「今日は」「今は」関わろう!と思っているかで大いに違うと思います。
何でもかんでも時間だけを割いて話を聞いていても、業務に支障が出ます。私は、患者さんが話をしたい時には、時間を確保して聴くようにしています。約束をして、自分の業務を調整する。
患者さんはただ話を聞いてくれるだけの看護師を求めてはいないと思います。 患者さんに寄り添う時間が減った時間は患者さんにとって必要な看護をしているはず。
話を聞くだけが看護じゃない、看護技術の腕を磨いて患者に提供することも大切なケア。
ナースステーションにいる時間を減らしたら?そのためには、記録物を早くこなせるように慣れ・集中が必要だね。
関連トピック:「
嫌な看護師になってるかも
」
イラスト・なしま