新人看護師の皆さんに、どうしても覚えておいてほしい 33 の看護知識をクイズにしました。
さらに詳しい内容を解説した記事ページもご紹介しています。
ぜひクイズを通して「ここだけは!覚えておきたい」看護知識を身につけてくださいね!
【1】収縮期血圧は、●●の順に高くなります。●●に入るのは次のうちどれ?
1. 立位<座位<臥位
2. 座位<臥位<立位
3. 座位=臥位<立位
4. 臥位<座位<立位
解答:1
血圧は短時間でも変動しやすく生理的因子も関係します。
収縮期血圧は、立位<座位<臥位の順に高くなり、拡張期血圧は、臥位<座位<立位 の順に高くなります。
▼この問題の参考記事
血圧とは?血圧測定に関する注意点
【2】皮膚のツルゴール低下から、考えられる症状は次のうちどれ?
1. 炎症
2. 脱水
3. 拘縮
4. 麻痺
解答:2
ツルゴール反応では、皮膚をつまんで元に戻るまでの時間を目安にして脱水の程度をみます。
脱水症状になっていると、皮膚をつまんでもハリがなく、皺が寄ったままなかなか元に戻らなくなります。
▼この問題の参考記事
脱水のアセスメント
【3】どんな場合でも「白血球数の減少=炎症が改善している」と考えるのは正しい。◯か×か。
解答:×
非常に強い炎症が起きると、炎症を鎮めるために白血球が消費されてしまい、減少することがあります。
▼この問題の参考記事
白血球数が減少したら、炎症は改善しているの?
【4】異常呼吸音の解説で適切なのは次のうちどれ?
1. ヒューヒューといった高めの副雑音が聞こえる場合は、肺炎があると考えられる
2. グーグーというようなといわれる異常呼吸音は、ウィーズと呼ばれ、気道が狭窄していると考えられる
3. 細かい断続性の副雑音といわれるパチパチという音が聞こえる場合は間質性肺炎(肺線維症)や肺気腫などが起こっていると考えられる
4. ブクブクという音が聞こえる場合は肺水腫、肺炎などが考えられる。この音をロンカイという。
解答:3
パチパチ、チリチリといった音は捻髪音、またはファイン・クラックルスと呼ばれ、間質性肺炎や肺水腫のごく初期、肺気腫などが起こっていると考えられます。
▼この問題の参考記事
異常呼吸音(副雑音)の種類とアセスメント
【5】目の前で急変した患者さんの脈拍を確認するのに適した部位はどこ?
1. 橈骨動脈
2. 頸動脈
3. 総頸動脈
4. 腋窩動脈
解答:2
急変患者さんの脈拍を確認するためには、頸動脈を選びます。頸動脈は40~60mmHgという低い血圧でも触知でき、いちばん脈拍が確認しやすい部位だからです。
頸動脈(胸鎖乳突筋と気管の間のくぼみ)に第2、3、4指をしっかり当て、5秒以上10秒未満で脈拍触知の有無を確認します。
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心停止(心静止・PEA)への急変対応 6ステップ
【6】静脈注射を行う際、血管を見えやすくする方法として不適切なのは、次のうちどれ?
1. 腕をマッサージする
2. 腕を温める
3. 腕を心臓より高くする
4. 母指を中にして握ってもらう
解答:3
腕は心臓よりも低くします。心臓よりも下にすることで腕に血液が集まりやすくなります。
▼この問題の参考記事
静脈注射時の血管探しのコツ
【7】正常呼吸音の聴取の仕方で適切でないのは、次のうちどれ?
1. 聴診器はチェストピースのベル型のほうを使う
2. 左右交互に対称的に聴取する
3. 呼吸音を聞く際は、気管支音、気管支肺胞音、肺胞音の各部位に聴診器をあてて聴取する
4. 1カ所につき、最低でも1呼吸以上は聴取する
解答:1
聴取する音が高い音となるため、聴診器はチェストピースの膜型のほうを使います。
▼この問題の参考記事
正常呼吸音の聴取のしかた
【8】ショックの5Pのうち次の(★)に入るのはどれ?
[蒼白、冷汗、(★)、脈拍不触、呼吸不全]
1. 瞳孔拡大
2. ST上昇
3. せん妄
4. 虚脱
解答:4
ショックの特徴的な身体変化をショックの5Pといい、次の通りです。
蒼白(pallor)、冷汗(perspiration)、虚脱(prostration)、脈拍不触(pulselessness)、呼吸不全(pulmonary insufficiency)
▼この問題の参考記事
ショックの5Pとは?ショックの起きる原因と対処方法
【9】点滴中の患者さんの寝衣交換は、点滴をしているほうの腕から脱がせる。○か×か。
1. ○
2. ×
解答:×
点滴をしていないほうの腕から脱がせます。
点滴滴下側の腕が一時的に患者さんの身体の下になりますが、点滴ルートを確認できる位置でルートを引っ張ることなく操作できます。
▼この問題の参考記事
寝衣交換の目的・手順・観察項目
【10】NRSはなにを測定するスケールでしょうか。
1. 肺活量
2. 呼吸困難感
3. 痛み
4. 血圧
解答:3
痛みを測るスケールでは、そのほかにVASやフェイススケールなどがあります。
▼この問題の参考記事
【痛みの評価スケール】VAS、NRS、フェイススケール
【11】病棟で患者さんが低血糖を起こしたときの対応で正しいのはどれ?
1. インスリンを1単位投与する
2. 飴玉かチョコレートを食べさせる
3. ブドウ糖を投与する
4. アドレナリンを投与する
解答:3
低血糖になったら、ブドウ糖を投与します。糖尿病患者さんが生活の場で、応急処置として飴などをなめることがありますが、臨床ではで必ずブドウ糖を使用します。
▼この問題の参考記事
ココに注意! 低血糖を起こした患者さんへの対応
【12】口腔ケアで行うバス法の目的は、次のうちどれ?
1. 舌苔の除去
2. 歯肉溝の歯垢の除去
3. 奥歯の歯垢の除去
4. 歯の表面の汚れの除去
解答:2
バス法は、歯肉溝の隙間に存在する歯垢を除去する目的で行います。 目的に合わせたブラッシング方法を行うことが必要です。
▼この問題の参考記事
【図解】口腔ケアのコツと手順
【13】痰の吸引、アセスメントについて適切でないのは次のうちどれ?
1. 肺を聴診して痰がある音が聞こえれば、どんなケースでも吸引できる。
2. 痰を吸引できる範囲は限られている。
3. 痰が貯留している場合、呼吸の際に空気によって痰が振動するので、触診によって痰の貯留位置を確認することができる
4. 呼吸時の胸郭の上がりに左右差がある場合、運動低下側の気管支が閉塞している可能性がある
解答:1
痰が貯留している音が聞こえても、吸引できる範囲は限られています。吸引できるのは、主気管支か人工気道の末端周辺にある痰であり、主気管支の先や肺の末端に貯留している痰は、吸引によっても取ることはできません。
▼この問題の参考記事
「痰の貯留部位」を把握する触診法は?
【14】患者さんの急変を医師に報告するときの形式である「ISBARC」。この「I」と「C」の正しい組み合わせはどれ?
1. Iは自分、Cは復唱確認
2. Iは国際疾病分類、Cは復唱確認
3. Iは自分、CはCO2ナルコーシスの有無
4. Iは国際疾病分類、CはCO2ナルコーシスの有無
解答:1
医師への報告では、事実を的確・迅速に伝えることが大切です。電話などでの口頭指示を受ける場面も多く、事故防止の視点から口頭指示における復唱確認が協調され、最近では特に「C」が追加となりました。
▼この問題の参考記事
ドクターコール、何をどう伝える?isbarcを用いた伝え方
【15】摘便実施前に触診する必要がある部位はどこ?
1. 右上腹部
2. 右下腹部
3. 左上腹部
4. 左下腹部
解答:4
摘便前のアセスメントとして、左下腹部の斜め横方向を触診します。固く触れれば便が貯留していると推測できます。
▼この問題の参考記事
摘便とは|適応・禁忌・手順・コツ
【16】正常な呼吸音の特徴で適切でないのは次のうちどれ?
1. 呼吸音は、気管支音、気管支肺胞音、肺胞音の3つに分けられる
2. 呼吸音の音が一番強いのは、気管支肺胞音である
3. 肺胞音は他の部位に比べて呼吸音が低い
4. 気管支肺胞音は、主気管支領域、第1および第2肋間胸骨縁上で聴取される
解答:2
呼吸音が一番強く聞こえるのは、気管支音です。その次が気管支肺胞音、一番弱いのが肺胞音となります。
▼この問題の参考記事
呼吸音を正しく聴取するための4つのポイント
【17】急変時に必要となる救急カートの準備について、正しい考え方は次のうちどれ?
1. 急変対応時に困ることがないように、あまり使われないものもすべてそろえておく
2. 急変対応時に、その場ですぐに使わないものは入れておく必要はない
3. 救急カートは日常ケアの邪魔にならないように、階段の踊り場などできるだけ病棟の裏に設置する
4. あらゆる患者さんの急変に備えるため、あらゆる病室の中に設置する
解答:2
救急カートは出向いた先で使用するものなので、その場ですぐに使わないものは入れておく必要がありません。また救急カートは通常、誰もがわかるよう定位置に設置しますが、急変する可能性がある患者さんの近くに用意することもあります。
▼この問題の参考記事
救急カートに入れる薬は? 整理・点検のポイント
【18】採血の手技として不適切なのは、次のうちどれ?
1. シリンジ(注射器)を使用する場合、内筒を強く素早く引いて採血する
2. 臥位の患者さんに真空管採血を行う場合、上体を起こしてから採血する
3. 複数の検査データを得る場合は、決められた採血管・採血順で行う
4. シャントが造設されている場合は、同側からの採血はしない
解答:1
シリンジ(注射器)を使用する場合は、内筒を静かに引きながら採血します。
内筒を強く引いてしまうと、針先に血管が吸い付いて乱流が生じ、溶血が起こる可能性があります。
▼この問題の参考記事
採血|手技の根拠(クレンチングの理由など)
【19】呼吸困難を訴える患者さんへの問診と返答から考えられる疾患で適切でないのは次のうちどれ?
1. 動くと、息苦しさが生じる:緊急性気胸・慢性閉塞性疾患の急性増悪
2. 泡状のピンク色の痰が出て苦しい:左心不全
3. 息苦しさは残っているが、良くなってきている:軽度の喘息発作・過換気症候群
4. 膿性の痰が出て苦しい:肺炎・気管支炎
解答:1
呼吸困難を患者さんが訴えたときにどんなことを聞けばよいのか知っておきましょう。
緊急性気胸・慢性閉塞性疾患の急性増悪の場合は、「息苦しさは続いていて、悪くなっている」というような状況が考えられます。
▼この問題の参考記事
呼吸困難感を訴える患者さんへの問診のしかた
【20】高齢者の誤嚥を防ぐために大切な次の視点のうち、間違っているものはどれ?
1. 傾眠状態では誤嚥のリスクが高まるため、食事の前には必ず覚醒を確認する
2. 誤嚥していても「むせ」が見られないことがあるため呼吸音や発声などに注意する
3. 点滴から食事に切り替えたときには誤嚥が起こりやすいため注意する
4. 食形態が刻み食やとろみ食に正しく整えられていれば誤嚥は起こらない
解答:4
高齢者では咳嗽反射が弱っており、誤嚥が起きていても「むせ」が見られないことがあるため注意が必要です。ゴロゴロといった呼吸音、声のかすれ、発熱などから誤嚥の兆候をいち早く発見することが大切です。
▼この問題の参考記事
[窒息]急変につながる高齢者のリスク
【21】湯たんぽによる温罨法を行うときの注意点で適切でないのは、次のうちどれ?
1. 湯たんぽに破損や汚染がないか確認する
2. 湯たんぽをカバーで覆い、皮膚に直接あてるようにする
3. ゴム製の湯たんぽは空気を抜いて使用する
4. お湯が漏れていないか定期的に確認する
解答:2
熱傷を防ぐため、湯たんぽはカバーで覆って皮膚に直接あてず、必ず10cm以上、離して使います。
▼この問題の参考記事
温罨法の手順
【22】心臓機能の低下による末梢循環不全を評価の方法で適切でないのは、次のうちどれ?
1.末梢循環不全を評価するには、アレンテストを行うかホーマンズ徴候の有無をみる
2.アレンテストは、手の色調を観察することで動脈の末梢状態を観察するテストである
3.ホーマンズ徴候は、ふくらはぎの触診によって静脈が心臓への血液を還流しているかを確認する方法
4.ホーマンズ徴候が陽性であれば、末梢循環不全はないと考えられる
解答:4
ホーマンズ徴候が陽性の場合は、血液がうっ滞していると考えられます。
▼この問題の参考記事
循環器アセスメント―手順と触診・聴診の部位と評価
【23】アナフィラキシーショックを疑う患者さんの観察ポイントで間違っているものはどれ?
1. 全身の皮膚に掻痒感や紅潮、腹部や大腿部内側に膨隆する皮疹が出現していないか
2. 上腕動脈の触知が可能で、末梢の冷感はないか
3. 抗菌薬の投与後に症状が出現していないか
4. 脈拍、血圧に異常はみられないか
解答:2
アナフィラキシーショックを疑う場合、速やかに橈骨動脈、大腿動脈、頸動脈を触知し、血圧と頻脈・徐脈の有無を確認します。また末梢の冷感はないかどうかも確認します。
▼この問題の参考記事
薬剤投与中にアナフィラキシー症状を起こした患者さんのアセスメントと対応
【24】与薬方法で正しいのは、次のうちどれ?
1. バッカル錠は飲み込まず、舌下に留める
2. 複数の点眼薬を使用する場合は、間隔を空けずに続けて点眼する
3. 坐薬は素手で持たずに手袋を装着する
4. 錠剤やカプセルは清涼飲料水で服用する
解答:3
坐薬は体温で溶けるため、必ず手袋を着用して扱います。
▼この問題の参考記事
与薬とは?5R(6R)、剤形別特徴と投与の手順
【25】腸蠕動音の解説で適切なのは次のうちどれ?
1. 正常な場合、腸蠕動音は聞こえない
2. 腸蠕動音は、グルグル・ゴロゴロといった音で、30秒に1回聞こえると正常だといえる
3. 聴診を開始後5分間、音が聞こえない状態を「腸蠕動音の消失」という
4. 腸蠕動音の聴取は、必ず右下腹部で行う
解答:3
腸蠕動音はグルグル・ゴロゴロという音で、5~15秒ごとに聴診できます。亢進している場合は、1分間に35回以上聞こえます。
▼この問題の参考記事
腸蠕動音の4つの分類と聴診のコツ
【26】急変に結びつく危険な徴候を表す「キラーシンプトム」に関する説明で、間違っているのはどれ?
1. 皮膚が蒼白になり、末梢にチアノーゼを生じる
2. 呼びかけに対して、反応がない、呂律が回っていない、朦朧としている
3. ブランチテストで、赤みが戻るまで10秒以上かかる
4. 動脈血酸素飽和度(SpO2)が急激に低下する
解答:3
ブランチテストとは、爪床を5秒間圧迫して離し、爪床の赤みが回復するまでの時間を確認するテストです。2秒未満なら、循環は正常と判断します。2秒以上であれば、何らかの循環障害が起こっている可能性が高いと判断します。10秒は明らかに異常です。
▼この問題の参考記事
急変に結びつく危険な徴候とは?
【27】ベッド上で食事をする場合は、誤嚥予防のため(★)を保持する。★にあてはまるのは次のうちどれ?
1. 頸部回旋位
2. 頸部側屈位
3. 頸部前屈位
4. 頸部後屈位
解答:3
頭部を前屈させることで咽頭と気管に角度がつき、誤嚥しにくくなります。
▼この問題の参考記事
食事介助の看護|観察項目・注意点・手順
【28】打診での肺の含気状態のアセスメントについての解説で適切なのは次のうちどれ?
1. 打診した際に濁音が聞かれた場合は、含気が多いことを意味する
2. 打診時に肺にかかっていれば清音が、外れていれば濁音・鼓音が聴かれる
3. 音の振幅が大きい場合は、含気が少ないと考えられる
4. 吸気・呼気によって横隔膜の運動範囲に10cm以上の差が認められる
解答:2
音の振幅が大きく、含気が多いことを意味します。正常な場合、打診によって聴かれる音を清音といい、音の振幅が小さく、含気が少ないことを意味する音を濁音といいます。
▼この問題の参考記事
打診で呼吸のアセスメントをやってみよう!
【29】呼吸停止時の換気補助としてアンビューバッグを使うときの正しい手順はどれ?
1. マスクで顔を覆う→頭が地面に水平であることを確認→バッグを押し空気を送る
2. 下顎を挙上し気道確保→マスクで顔を覆う→バッグを押し空気を送る
3. マスクで顔を覆う→バッグを押し空気を送る→胸に耳をあて呼吸音を確認
4. 嘔吐に備え顔だけ横に向ける→マスクで顔を覆う→バッグを押し空気を送る
解答:2
患者さんが呼吸停止状態のとき、換気補助のためにアンビューバッグを使うことがあります。下顎を挙上し気道確保してから、患者の口から鼻をマスクで覆います。マスクをしっかりフィットさせ、バッグを押し空気を送ります。肺に空気が入れば胸郭が上下し、SpO2が上がります。
▼この問題の参考記事
急変時に不可欠! アンビューバッグの使い方
【30】感染する可能性があり、扱う際に標準予防策を実施しなければならないのは次のうちどれ?
1. 汗
2. 涙
3. 損傷のない皮膚
4. 毛髪
解答:2
血液、汗を除くすべての体液・分泌液・排泄物、損傷のある皮膚、粘膜を感染の可能性があるものとして扱います。
▼この問題の参考記事
スタンダードプリコーション(標準予防策)の基本知識
【31】呼吸器の視診でわかること、アセスメントについての解説で適切なのは、次のうちどれ?
1. 胸郭の外観で、正常な場合は前後径:横径=1:1.5~2である
2. 肺の過膨張によって「前後径:横径=1:1」になっている状態を鳩胸といい、肺気腫などで見られる
3. 胸郭の動きは正常であっても左右非対称である
4. 心房中隔欠損や心室中隔欠損の場合、前後径が拡大する樽状胸郭(ビア樽型)という異常が見られる
解答:1
胸郭の動きは正常な場合、左右対称に動きます。前後径:横径=1:1は樽状胸郭(ビア樽型)という異常で肺気腫でみられ、前後径が拡大している場合を鳩胸といい、心房中隔欠損や心室中隔欠損の場合に見られます。
▼この問題の参考記事
呼吸器の視診|胸郭の動き・外観(樽状胸郭、鳩胸)など
【32】患者さんの救命処置の対応時、記録のつけ方で正しいものはどれ?
1. 誰がどの処置を行ったのかすべて個人名を記載する
2. 患者の変化の様子を主観に基づき記載する
3. すべて事実のみを記載する
4. 患者の今後の変化を想像し予想も記載しておく
解答:3
記録に関して大切なことは、すべて事実のみを記載することです。またBLSやACLSでは時間の経過が重要になるため、正確な時刻を書き入れることも大切です。時間がわからない場合は推測で書かず「時間不明」と記載します。
▼この問題の参考記事
急変対応時の人員確保と役割分担
【33】陰部洗浄の方法で適切でないのは、次のうちどれ?
1. 肛門から尿道口に向かって、一方向で洗う
2. 陰部の皮膚や粘膜はこすらずやさしく洗う
3. 洗浄剤は微温湯でしっかり洗い流す
4. 臀部は「の」の字を描くようにして洗う
解答:1
尿道口から肛門に向かって、一方向で洗います。肛門側からの大腸菌などの細菌感染を防ぐためです。
▼この問題の参考記事
陰部洗浄の目的・手順・観察項目〜根拠がわかる看護技術