「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。
長いブランク後、パートで働く者です。
現在個人病院に勤めていますが、どうしても採血が取れない患者さんに頚部から採血をする看護師が何人かいるようです。前に救急に勤めていましたがそんな場所からの採血は見たことはありません。
その手技はアリなのか、アリだとしたら看護師がしても大丈夫な手技なのか、ご意見をお願いします。
アリだとしても私は怖くて出来ません。
頚部から採血…?
■ベテランナースは経験アリ
2回ほどあります。寝たきりで拘縮している患者さんでした。拘縮しているのでくっきり見えたので。でも手足をくまなく探してからです。最後の手段ではありません。
30年位前に勤めていた個人病院で頸部からの採血の経験があります。「その人は首からしか取れないから」と先輩ナースに言われ、「駆血帯は何処に巻くのですか?」と真剣に聞いて笑われた覚えがあります。
救急にいた頃、2、3度穿刺したことがあります。多発外傷で早急に静脈ライン確保必要があったからですが。解剖学的に血管の位置を理解していれば不可能ではありません。勿論、極力しないようにはしていましたが。
■見たことはあるけど…
介護職時代に頸部から採血するところを何度か見たことがあります。確かに部位的にリスクを伴う箇所ですが、高齢者などの動脈硬化が進んだ方や、皮下脂肪で血管がでてこない方の最終手段で行っていました
一度だけ見たことがありますが、師長が採りました(現在50代半ばぐらい)。びっくりしました。
一人だけ、頚部にラインを採られる方がおられました。50代の看護師です。
どうしても血管のない患者さんに頚部からの点滴を行う人がいます。その人しかやらないのですが、皆容認しています。
頚部からライン確保しているのは見た事があります。四肢から取り難くて仕方なくDrからの指示でラインを確保していたみたいです。
■そういう時は医師に頼むのでは…?
どうしても血管確保が出来なくて、CVの同意書を貰っていないときに、やむを得ず医師がそういったところに点滴確保をすることは数年に一度稀にある程度
どうしても採血出来なければ、動脈採血を医師にお願いします。頚部からの採血は、見たことないです。リスクが高い。
医師が頸部からルートとってる人はいましたが、看護師はいれませんし、採血なら足とか四肢くまなくさがしてなんとかとります。
どうしても採れない場合は医師に報告し、医師がAから採血しています。
看護師どうしで誰もできないなら、あえてリスクを負ってまで採血するのではなく、医師に相談することが大前提だと自分は思います。リスクが高いという悪例だと教育されて育ちました。
■手技的にはアリ?
手技としては「アリ」です。看護師がしても法的には違法ではありません、しかしかなり難易度が高いですしリスクも高い部位からのアプローチとなるので熟練した看護師あるいは医師がやるべきだと思います。
同じ看護師である母(50代)にどうなのか聞いたところ、それも方法の一つだと言われました。ちなみに、母は同じラインを採るなら、了承を得て、額に採るって言いましたが。
裁判対策なんてしたくないけど、救命を考えるのならば必要な処置ではないでしょうか。四肢に静脈が認め片麻痺ならばみなさんどうします?健側が無理なら、観測からでも穿刺しますよ、私は。
■もし「頚部から採血して」と言われたら…?
どこに刺すのかも分からないので何とも言えませんが、頸部には静脈だけでなく重要な神経や動脈も存在しているので、私には出来ません。
私も頚部を刺す勇気はないですね。医師が立ち会ってくれるならイレギュラーな手段として、特定の患者さんにのみするかもしれませんが…
一応、静脈を刺すので法律には触れてないと思いますが。無理して刺す必要は無いと思います。
今後もし、そんな場面に遭遇しても私は怖くてできないと思います。
関連トピック:「
頚部からの採血
」
イラスト・なしま