1. トップ
  2. ナーススクエア
  3. 看護クイズ・読み物
  4. エッセイ
  5. 第21回 職場掛けもちの浅田

【連載】日本一若い!? 訪問看護師の挑戦

第21回 職場掛けもちの浅田

  • 公開日: 2017/12/15
  • 更新日: 2020/3/26

 

今回はケアプロ訪問看護ステーションで、ただ一人の理学療法士(以下PT)として働く浅田にインタビューを行った。病院勤務などの経験豊富な浅田。そんな彼女が、訪問看護ステーションのPTとしてどのようなことに悩み、喜びを見い出しているのか、訪問看護の醍醐味について聞いてみた。


私の人生を変えた一冊の本

学生時代、私は本当に勉強が嫌いで!その代わり運動が大好きという健康優良児タイプでした。でも本当に一番好きだったのは、人が笑っているのを見ていること。中学時代にお世話になった進学塾の先生がそんな私の話を聞いて、『医療・介護職ガイドブック』という本を誕生日にプレゼントしてくれたのです。

PTという職業と出合ったのはその本がきっかっけです。今PTをやっているのは先生のお陰ですね。高校卒業後はPTの専門学校に入学し、なんとかかんとか留年することなく卒業し、念願のPTになりました。

もっと自由に働きたい!!

私は今、ケアプロを含め、計3件の職場を全て非常勤で掛け持ちして働いています。 医療・看護の業界には、仕事を第一優先に考え、身を粉にして働くことが正しいとされている文化があると思うのですが、それは私には合わないんです。仕事も自分の時間もしっかり確保していたい。だからこの働き方を選択しています。 プライベートでは、趣味の旅行や全国を股にかけた飲み会イベントの企画などをしています。仕事も趣味も私にとって天秤にはかけられない大切なものなのです。

浅田さんの写真

仕事も趣味も大事にしている浅田。ケアプロではいろいろな働き方が可能だ

医療人としてさらなる高みへ

ケアプロに入職する前は、自分に在宅を訪問できるだけの力量があるかどうか、不安をもっていました。でも、もしわからないことが出てきた場合でも、家に帰ってから勉強し、次には必ず解決できるようにしています。 私はPTですが、訪問時には看護的処置を要求されることも多くあります。看護に関しては、わからないこともたくさんあるので、看護師のみなさんの指導を受けつつ解決しています。ケアプロのみなさんはとても向上意識が高いので勉強しやすい環境にあり、私自身の医療人スキルが日々向上しているのが実感できます。

私を待っていてくれている人がいる

訪問看護で行うリハビリは、基本的には利用者さまが、自宅で一人で行うものなので、「効果は高いがリスクもある」、といったようなリハビリは避けなければなりません。そこで、本当に地道なリハビリを指導・提供しています。でも利用者さまが根気よくリハビリできるように働きかけるのは、本当に難しいことです。

訪問看護の良いところは、利用者さまの暮らしぶりを拝見することで、暮らしの中のどの部分にどんなリハビリを組み込んでいけるかを考えられるところだと思います。 例えば。一日のほとんどをベッドから動かない利用者さまがいれば、ベットの上で気軽にできるリハビリを考案したり。それこそ私の力量が試される場面で、責任重大でもありますが、やり甲斐をとても感じます。

私の来るのを待っていてくださる利用者さまに会いにいくのは、とても幸せです。これからもPTとしての経験を重ねて、ボランティアであってもPTをやっていたいと言えるくらいこの仕事に惚れ込んでいきたいと思っています。

※次回は、山本さんのインタビュー、月曜配信です。

この記事を読んでいる人におすすめ

エッセイの新着

「看護師の介護離職は共倒れのリスク!仕事と介護を両立するポイントは?

介護のために離職する「介護離職」が問題視されています。家族の介護の負担は想像以上に大きいものです。しかし実は、負担を軽減するためと思って介護離職をしても、実際には期待していたほどの効果はありません。むしろ、貯金を切り崩していく日々に不安を感じ、消耗していく看護師が多いのが現実です...

2020/5/27

【2020年保険料引上げ!】介護保険制度の基本と今後の見通し

2020年3月分(4月納付期限分)より、全国健康保険協会の介護保険料率の引上げが行われました。40歳以上になると介護保険への加入が義務付けられています。介護保険料は介護の現場を支える財源となります。看護師が介護保険の基本からしっかり理解できると、患者さんへ的確な説明・提案ができる...

2020/5/25

病院の福利厚生ってなに?どこを比べればいいの?

福利厚生は職場選びにおける重要な判断材料の一つです。福利厚生についてしっかりと理解することができれば、額面給与だけではわからなかった職場の良し悪しが見えてきますよ。また、医療機関ならではの福利厚生が準備されている場合もあります。今回は福利厚生について説明しますので、ぜひ参考にして...

2020/5/21

【コロナ・ショック】不況時に看護師がお金を守るためには?

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世界中の経済が大混乱しています。経済が完全に復活するまでにどのくらい時間がかかるのか、資産にも影響が出て不安を感じている人も多いかもしれません。 しかし、看護師は不況に強い職業です。不況時でも落ち着いて行動すれば資産を守ることができます。今回...

2020/5/18

終活?人生会議?どのように人生の最期の準備をすべきか解説

より良い人生の最期を迎えるためには事前の準備が欠かせません。命の危機が迫った状態になると約7割の方が、これからの医療や介護の方針について意志表示できなくなるといわれています。また、死を迎えるまでの生活を考える上でお金は切っても切り離せない存在です。 超高齢化社会に突...

2020/5/13

訪問看護の新着

第7回 訪問看護準備室を発足

500円で健康診査が受けられる「ワンコイン健診」で注目を浴びるケアプロ。同社が、3.11の被災地支援の経験から必要性を痛感して立ち上げた、訪問看護ステーションの奮闘記です。今回からは、第2章に突入「いよいよ開業!!」5回連載の予定です。 訪問看護準備...

2018/9/28

第6回 訪問看護業界に新しい風を

500円で健康診査が受けられる「ワンコイン健診」で注目を浴びるケアプロ。同社が、3.11の被災地支援の経験から必要性を痛感して立ち上げた、訪問看護ステーションの奮闘記を連載します。第1章は「訪問看護起業前夜」。今回が1章最終回です。 訪問看護業界に新しい風を...

2018/9/14

第5回 その人らしい療養生活を送るには

500円で健康診査が受けられる「ワンコイン健診」で注目を浴びるケアプロ。同社が、3.11の被災地支援の経験から必要性を痛感して立ち上げた、訪問看護ステーションの奮闘記を連載します。第1章は「訪問看護起業前夜」です。 在宅医療や終末期医療はどうあるべきか ...

2018/8/31

第4回 ゼロから訪問看護を立ち上げる

500円で健康診査が受けられる「ワンコイン健診」で注目を浴びるケアプロ。同社が、3.11の被災地支援の経験から必要性を痛感して立ち上げた、訪問看護ステーションの奮闘記を連載します。第1章は「訪問看護起業前夜」です。 ゼロから訪問看護を立ち上げる 私たち...

2018/8/29

第3回 増えないならケアプロがつくろう!

500円で健康診査が受けられる「ワンコイン健診」で注目を浴びるケアプロ。同社が、3.11の被災地支援の経験から必要性を痛感して立ち上げた、訪問看護ステーションの奮闘記を連載します。第1章は「訪問看護起業前夜」です。 必要なのは若手の看護師 私たちは、平...

2018/8/29