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中身をチラ見せ!

急性期病棟に入院してきた高校生の患者さん。母親が在宅で懸命に介護されてきた方で…看護師から募集した、忘れられないエピソードをお届けします。

※この作品はフィクションです。実際のエピソードもとに、個人が特定されないよう一部を脚色しています。

[add_slider] 患者は高校生で脳腫瘍により寝たきり状態となっていた。その母親は在宅ではできていたのに、病棟ではできないことへの主張が強い人だった 在宅で母親が看病していたが、末期となり急性期病棟に入院となり母親も24時間付き添い疲れも見えていた スタッフからも苦情が出るようになりチームでカンファレンスを行うがなかなか母親への対応などが思うようにできずにいた 昔他の患者から足音でどの看護師か分かると言われたことを思い出し、優しい足音の看護師でいたいと思いながら訪室し、母親に患者に対してしてあげたいことはないか聞く 母親は怪訝な顔で何も希望しなかったが、数日後の夜勤の時に看護師に娘を抱っこしたいと話してくれた 呼吸器が付いており寝たきり状態の患者を抱っこすることは難しいと思ったが、何とかしてあげたいと思い、他のスタッフにも協力してもらい母親が娘をベッド上で抱っこできるようにした 母親はごめんと繰り返し娘を抱きしめた その後、母親の表情も穏やかになり、看護師に対しても娘と似ていて少し心配にもなると話してくれるようになった 看護師は異動になり、その後患者は亡くなった。母親からの手紙に抱っこさせてくれてありがとうと綴られていた [/add_slider]

このエピソードは、「さくらさく さん」からご応募いただいたものです。

急性期病棟に入院してきた高校生の患者さん。母親が在宅で懸命に介護されてきた方で…看護師から募集した、忘れられないエピソードをお届けします。 ...