• 公開日: 2014/1/25
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

2011年度(第100回)看護師国家試験 過去問題 午後問題104

【老年】Aさん(80歳、女性)は、数年前から腰痛に悩まされ、腰部脊柱管狭窄症と診断されている。他に疾患はない。ADLは自立しているが、歩くと腰が痛むため活動は控えがちである。Aさんは夫と死別して1人で暮らしている。娘が1人いるが子育てのため、娘は毎日は手伝いに来られない。Aさんは腰痛が激しくなり、娘と一緒に受診した。

痛みを起こさないための指導で適切なのはどれか。

  1. 「腰をひねる運動が効果的です」

  2. 「しゃがむときは、腰を曲げずに膝を曲げましょう」

  3. 「物を持ち上げるときは、体から離して持ち上げましょう」

  4. 「ベッドから起きあがるときは、まずあお向けになりましょう」

―――以下解答―――









(解答)2  

<解説>

1.(×)腰をひねったり反らせたりすると症状が悪化する。

2.(○)しゃがむときは、腰がまっすぐになるように、膝を曲げる。

3.(×)腰への負担を減らすために、物を持ち上げるときは体に密着させる。

4.(×)あお向けで起き上がると、腰が反って症状が悪化する。まずうつぶせ姿勢をとってから起き上がるようにする。

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