• 公開日: 2014/1/20
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

【在宅】76歳の男性。前立腺肥大症による尿閉を繰り返したため、膀胱留置カテーテルを挿入することとなった。介助によって歩行可能で、認知症の症状はみられない。訪問看護師が行う本人と家族への指導で適切なのはどれか。

【在宅】76歳の男性。前立腺肥大症による尿閉を繰り返したため、膀胱留置カテーテルを挿入することとなった。介助によって歩行可能で、認知症の症状はみられない。訪問看護師が行う本人と家族への指導で適切なのはどれか。

  1. ミルキングは看護師の訪問時に行う

  2. 自宅の浴槽で入浴できることを伝える

  3. 歩行時は蓄尿袋をカテーテルよりも高くする

  4. カテーテルの抜去を防止するため安静を促す

―――以下解答―――









(解答)2 

<解説>

1.(×)膀胱留置カテーテルを長期間留置すると、尿中の塩類などでカテーテルが詰まりやすくなる。詰まらないようにするにはミルキングが必要だが、看護師の訪問時だけでは不十分である。患者本人や家族にミルキングの方法を指導し、適宜実施してもらうとよい。

2.(○)膀胱留置カテーテルを挿入したままでの入浴は可能である。

3.(×)蓄尿袋を高くすると、尿の逆流が起こり、尿路感染を引き起こす危険性がある。

4.(×)認知症もなく理解力もあるため、安静を促す必要はない。

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