【在宅】62歳の男性。58歳の妻と25歳の長男との3人暮らし。脳梗塞で左片麻痺があり、要介護3。言葉は不自由であるが意思疎通は図れる。現在、通所介護を週1回、病院のリハビリテーションを月2回、訪問看護を週1回利用している。通所介護では仲間との交流があり満足している。リハビリテーションでは主に立位保持と車椅子移乗練習を行っている。主な介護者は妻で介護を始めて2年になるが、健康状態は良好である。ケアプランの総合的な援助の方針は「安全で自立した生活を送る」である。看護目標で最も優先度が高いのはどれか。
ADLの維持
関節拘縮予防
褥瘡発生予防
地域社会との交流
―――以下解答―――
(解答)1
<解説>
1.(○)ケアプランの方針は「安全で自立した生活の支援」であり、ADLを維持するための看護目標が最も重要である。
2.(×)ケアプランの方針は「安全で自立した生活の支援」であり、関節拘縮予防の時期は過ぎている。
3.(×)要介護3で、立位保持と車椅子移譲練習を行っている段階であり、褥創発生可能性は低い。
4.(×)通所介助で仲間との交流があり満足しており、地域社会との交流は図れている。