ストレートで受ける看護実習と、准看護師として経験を積んだ上で受ける看護実習では、どういった違いがあるのでしょうか?
今回は、15年ぶりの実習に刺激を受けた、けろさんのストーリーをお届けします。
15年ぶりの「実習」
2年前に通信の学校から、見学実習という形で、病院実習にいきました。実習自体が15年以上ぶりで、ドキドキでした。
いくつもの実習施設を見学実習し、どれも事前学習や実習記録が大変だったのですが、それよりも医療の現場を目にして、15年前とのちがいにびっくりしました。
看護の根本は同じですが、医療の進歩で治療法などがかわり、また専門看護師などとても刺激になりました。
実習で受けた刺激
特に1番、刺激を受けたのは訪問看護です。
実際に訪問先に行き見学させてもらいましたが、訪問看護は患者本人だけでなく、患者の家族や経済状況などをふまえ、その家の個別の援助方法があり、物品一つにしてもお宅により違います。
病院での援助は、病院の物品や援助に使う手袋など、病院のやり方で援助方法がありますが、訪問看護は患者の家族のやり方や意見に寄り添いながらの援助になり、実際に目にしてとても勉強になりました。
また訪問看護は介護者との信頼関係がすごく大切であり、コミュニケーションがいかに大事だということ、決められた時間内での情報収集や援助など、病院での援助とはまた違ってすごく興味深い実習でした。
わたしは今パートで働いていますが、いずれ訪問看護の方へ進めたらと思うほど刺激を受けた実習でした。
歳を重ねていくと、「いまさら新しいことにチャレンジなんて…」と億劫になってしまったり、「もう若くないから無理」なんて諦めてしまいそうになることもあると思います。でも、そんなことはないんですよね。15年ぶりの看護実習で新たな夢が見つかる…いくつになっても、夢を見つけ、そこに向かって行くことはできるんだなと思わせてもらえるエピソードでした。