テーマ:初めての上京、ひとり暮らし
母親のありがたさ
上げ膳据え膳の生活から…
ある田舎から就職のため上京し、寮に入り、ひとり暮らしを始めました。
新人の頃は仕事が終わって帰るのも21時22時になりクタクタ。今までなら座っているだけで温かいご飯が食卓に並び、上げ膳据え膳でした。
もちろんそんな温かいご飯が出てくることもなく、その上心身ともに疲れているため、カップラーメンや食べない日もありました。
休みの日も外に出る元気もなく、1日中誰ともしゃべらない日も珍しくはありませんでした。
1か月の「同居」生活
しかしそんな毎日ですから、体調を悪くしてしまいました。
母にはきちんとしている、と嘘をついていましたが、そこはやはり母親。嘘を見破られてしまい、しばらく寮で一緒に暮らしてくれました。
1か月ほどでしたが、一緒に暮らしていた時よりもたくさんの話をしました。
患者さんに喜んでもらえたこと、先輩にほめてもらったことなど、自分のことのように喜んでくれ、励ましてくれました。
そして料理も教えてもらい、今では母の得意料理である茶碗蒸しが私の得意料理です。