テーマ:同僚・上司・患者さんの、この一言に救われた
プリセプター
経験から考えた「理想のプリセプター」を目指して
今年看護師免許を取って3年目。今年プリセプターを任せてもらいました。
私が新人の時、学生だったのでプリセプターをつけてもらえず、技術を教えて欲しいと先輩へ声をかけると『何で私が教えなきゃなんないの。私、あんたのプリセプターじゃないんだけど。』と言われ看護師を辞めたくなった経験がありました。
なので自分がプリセプターになる時は、1からしっかり教えて看護師が楽しいと思えるようにしたいと考えていました。
他のプリセプターとの温度差に…
そんな私が今年プリセプターになり、新人4人が病棟へ配属されました。
他のプリセプターは経験年数が長く、あまり積極的に関わってる感じがありません。
何かを指導したり、相談したりするのは私からの発信が多く、もしかして私1人だけ熱くやりすぎなのかな、プリセプターとして浮いてるんじゃないか、と不安に感じることもあります。
ある日先輩から『あなたの熱意はわかるけど、新人にとってその熱意はしんどくなってるんじゃない?』と言われた事がありました。
他のプリセプター達からは『そんな熱く出来るのすごいなー。私は無理。技術教えるだけでいいのに。そんなにがんばらなくても。』と言われることもありました。
何のためのプリセプター制度やねん!しっかり指導せなあかんやん!と思いつつも、先輩や他のプリセプターからの言葉が胸に突き刺さりました。
「今のままでいいんだ」
1度少し距離を置こうと考え、置いてみるものの新人の言動や行動、態度を見るたびに気になってつい手や口を出してしまっています。
そんな中、8月末に病院主催のビアガーデンがあり、新人教育委員の責任者であった他病棟の師長さんとバッタリ会いました。
その時『いつもいつもプリセプターありがとうね。一生懸命教えてくれてるのいつも見てるよ。新人みんなきっといい子に育つからね。まだまだよろしくね。』と声をかけて下さりました。
今のままでいいんだ、と思わず泣いてしまいました。
今現在も日々新人たちと関わっていて、「もうプリセプター嫌だ、辞めたい!」と逃げ出したくもなりますが、師長さんに言われた言葉を胸に今も頑張れています。