• 公開日: 2017/6/24
  • 更新日: 2018/12/13

「この人の元で働けて良かった」と思える上司とは

テーマ:尊敬できる人との出会い

最強の介護福祉士

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介護現場の現実にショックを受けて

元々はこれから介護保険制度が始まる、と決まった頃、この新しい取り組みは当たると思っただけで介護福祉士になった方。
介護に興味があるわけではなく、ただただ当たると思っただけ。
新卒で老健に就職し、介護・看護現場の現実を目の当たりにしてショックを受けたそうです。
近所のおじいちゃんおばあちゃんには普通に挨拶し、敬語で話し、大人同士の付き合いができるのに。
介護・医療の現場に入り、利用者・患者となった途端、赤ちゃん言葉やタメ口で下に見た接し方になる。
施設ではペットボトルのボーリングなど子どもじみたレクレーション。
そのレクレーションにちゃんと参加する利用者は良い利用者で、拒否する利用者は問題のある利用者というレッテル。
つい、1か月まで一緒に働いていた年配の方。
働いていた頃は、苗字で呼び、敬語で話していたのに、姿を見なくなってたった1か月。
病気をして要介護状態になって戻ってきた途端、下の名前にちゃん付け、タメ口。
この差はなんなのか…

この人の元で働けるのが有り難い

大人同士の付き合いができる介護事業所を…大人同士の付き合いができる人材育成を…と自分で起業し、講師業を行い、自身も自己研鑽を忘れない方。
我が職場の社長であり、所長であり、管理者です。
下の子たちの意見もしっかり拾い、反映してくださいます。
職員・利用者共に、大事にしながら、自分にも他人にも厳しい方。
時に間違ったこともされますが、指摘しても素直に非を認め、改めようとされます。
そんな方の元、働けるのが有り難いです

●執筆●ニャンコ さん

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