エッセイ

ナースのちょっとイイ話

看護師の私は、祖母にとって自慢の孫でした

2017/3/22

テーマ:家族として「介護」に関わった時

祖母の自慢。

granma

「うちの孫は看護師で」

7年前に間質性肺炎で祖母は他界しましたが、いまだにまだぽっかりと穴が開いている感じがします。
他院に通院していましたが、足もないとのことで、自分の職場の病院に変わり、月一通院の送迎をしていました。
お昼は祖母とランチに行き、祖母もおいしいものを食べることを楽しみに通院していたと感じます。
祖父が他界したのが10年前で、以後母が祖母と一緒に暮らし介護をしていましたが、当時は母も仕事をしていたので、食事の時間が違ったり、なかなか折り合いが悪いこともあったり、母も祖母も自分に愚痴を言ってくるときもありました。
体調が悪くなると入退院を繰り返すようになり、病棟のスタッフさんともよく話をしていて、「うちの孫は看護師で」といつも自慢をしていたようで、それを言われるたびに恥ずかしかったです。

祖母の言葉から、看護師に

徐々に動けなくなり、最期のときは2か月くらい入院だったと思います。
家族として何ができるか、看護師側ではなく、家族側に立つということ、気持ちを救うには・・と考えました。タッチングをするなど。
最期のクリスマスは病院で、ショートチーズケーキを持参し、あまり食べれなかったのですが、「うん、おいしい」と間食したのが、最期の食事でした。
それから4日後に仕事が落ち着いたとき、呼ばれ、息を引き取りました。
高校生になったとき、「自分でご飯が食べれる仕事に就きなさい」と言われ、看護師の道を志し、今に至ります。

祖母の言葉を胸に

17年間の間にたくさんの患者様、ご家族の方に出会いました。
まだまだ未熟なところもあり祖母が自慢できる看護師に到達してないと思います。
これからも祖母が言ってくれた言葉を心に留めて日々の看護を送りたいと思います。

●執筆●蹴球ママ さん

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